存在?
あたしの心配っていうのは母親が働き始めた事だ。きっと働き始めた理由は父親が勤めていた店を辞めて自ら立ち上げた店で働き始めたからだろう。父がかつて働いていた店は地元では結構有名な眼鏡と時計の店だった。そこは昔父の家系の家を店に建て替えたものだから父はその店では結構お偉方だったのに何故かそこを辞めたのだ。そして新しい店では眼鏡、時計、洋服などを売っていた。最初の頃は父の知り合いを店員に雇い五人くらいでやっていた。その頃はまだ客も入っていた。けど、すぐにその雇われていた人も辞めて店は父一人になった。客も滅多に入らなくなった。母も近くのスーパーでパートを始めた。始めたての頃は朝から昼の何時間かだったがだんだん量が増えて母との時間も少なくなった。弟の面倒を見るのは母でなくおばあちゃんかあたしのどちらかになった。あたしの来ていた服もブランド品じゃなく貧相な服へと変わっていった。
感想
感想はありません。
「 A 」の携帯小説
- 【携帯版】多賀城[たがのき]の携帯サイトが完成しました。
- PC用小説サイト新設のお知らせ
- 「携帯小説!」がスマートフォンに対応しました
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開
- 管理人です。
- サイトの新デザインを作ってみました。