サイアイ?
家に着いてもなかなか眠りにつけなかった。
ねむれずに、娘を思い出すと涙が自然にこぼれた。
別に、顔が見えないからじゃなく…
ただ…自分の子供が箱のなかで必死に頑張っている姿が目に燒きついて……
『かわいそうで…いや…嬉しいかった…』
なんとも言えない心境と今後訪れるだろう苦悩が私を泣かさせたのだろう。
泣き疲れていつしか眠りに着いていたがすぐに目を覚ました。
起きてすぐ、携帯を見て…夢ではないことに嬉しいさと悲しくさが混じったなんとも言えない感情に苛立ちを感じた。
そんな感情を抑えながら身支度を調え病院へ向かった。
『遠い…』
『遠い…』
昨日はあんなに早く着いた病院も今日は、すごく遠く感じる。
『私は、病院に行くのを拒んでいるのか?いや、そんなことはない。なぜなら私は、娘に会いたいのだから…』
そんな、自問自答を繰り返しながらただ、ひたすら病院に向かった。
痛々しい娘の姿を見るのは苦痛でしかなかったが…私よりも親に触る事も泣いて甘える事も出来ない娘の気持ちを考えるべきだった…
始めから間違っていた…まだまだ親なんて言えるような立場じゃない…
情けない…自分の苦悩や苦痛しか考えず、なにより先に考えてあげなければならない娘の思いをくんでやれなかった…。
涙が止まらなかった。止めたいわけじゃない。病院に着くまでに泣き切りたかった。
なぜなら、嫁には冷静な判断が出来る、何が起きても受け入れられる、頼りになる旦那であると思ってほしかった。無理をしてでも…
歯を食いしばり、気持ちを落ち着かせて嫁のいる病室に向かった。
私と同じく嫁も娘を思い、一晩中泣いていたのだろう…
目が二倍ぐらい腫れ上がり、目の白い部分は充血していた。『ぷっ…あはははははは…』
お互いに笑った。しんみりした気持ちでは娘に会えない。お互いに解っていたのだ。
そう、泣いていても娘は喜んでくれない。解っていたことなのに出来なかった自分達を笑ったのだ。十分笑った!
『さぁ今から娘にあいにいこう』
そして私は娘に会いに行ったのだった。
ねむれずに、娘を思い出すと涙が自然にこぼれた。
別に、顔が見えないからじゃなく…
ただ…自分の子供が箱のなかで必死に頑張っている姿が目に燒きついて……
『かわいそうで…いや…嬉しいかった…』
なんとも言えない心境と今後訪れるだろう苦悩が私を泣かさせたのだろう。
泣き疲れていつしか眠りに着いていたがすぐに目を覚ました。
起きてすぐ、携帯を見て…夢ではないことに嬉しいさと悲しくさが混じったなんとも言えない感情に苛立ちを感じた。
そんな感情を抑えながら身支度を調え病院へ向かった。
『遠い…』
『遠い…』
昨日はあんなに早く着いた病院も今日は、すごく遠く感じる。
『私は、病院に行くのを拒んでいるのか?いや、そんなことはない。なぜなら私は、娘に会いたいのだから…』
そんな、自問自答を繰り返しながらただ、ひたすら病院に向かった。
痛々しい娘の姿を見るのは苦痛でしかなかったが…私よりも親に触る事も泣いて甘える事も出来ない娘の気持ちを考えるべきだった…
始めから間違っていた…まだまだ親なんて言えるような立場じゃない…
情けない…自分の苦悩や苦痛しか考えず、なにより先に考えてあげなければならない娘の思いをくんでやれなかった…。
涙が止まらなかった。止めたいわけじゃない。病院に着くまでに泣き切りたかった。
なぜなら、嫁には冷静な判断が出来る、何が起きても受け入れられる、頼りになる旦那であると思ってほしかった。無理をしてでも…
歯を食いしばり、気持ちを落ち着かせて嫁のいる病室に向かった。
私と同じく嫁も娘を思い、一晩中泣いていたのだろう…
目が二倍ぐらい腫れ上がり、目の白い部分は充血していた。『ぷっ…あはははははは…』
お互いに笑った。しんみりした気持ちでは娘に会えない。お互いに解っていたのだ。
そう、泣いていても娘は喜んでくれない。解っていたことなのに出来なかった自分達を笑ったのだ。十分笑った!
『さぁ今から娘にあいにいこう』
そして私は娘に会いに行ったのだった。
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