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1年間の幸せ♯1

[440]  神裂  2009-03-04投稿
お前と初めて合ってから1年が過ぎた。
俺の隣りにはもうお前はいない。
短い時間だったけど、俺はお前と過ごした1年間、幸せだったんだぜ。お前はどうだったんだ?薫。
思えば人生で最低の出会いだったかもしれない。
まぁケンカするほど仲が良いっていうし。お前と出会えたことだけは最高だったなぁ。
高2の夏休みも残す所あと1日。俺は当然のごとく宿題なんてものはやっていなかった。
「どーすっかなー。」なんて事を言っていると、
「タクヤ、図書館に行って宿題やろ〜」なんて事を妹(高1、チビ)がいってきた。
ちなみに、名前で呼ぶのは俺が言わせている訳では決してない。
図書館は坂の上にある。当然、自転車を2人乗りでこぐのは俺で体力がピンチになってきた頃、図書館に着いた。
「疲れた…」
「ご苦労、ご苦労」
といって1人で図書館に入っていった。
もしや、タクシー代わりに使われた?なんて事が頭の約9割をしめつつ、俺も妹に遅れながら図書館に入った。
夏に自転車をこいで坂上ったら疲れるよね?眠くなるよね?と自分に言いながら、空いてるテーブルに座り寝た。
最初は1時間くらい寝るつもりだったが、結局襲い来る睡魔には完敗だった。
何時間経ったか分からなかった。俺はまだ半分寝ながら、前を見た。可愛い女の子だった。身長は150後半くらいで、特徴的な髪は腰辺りまで伸びている。目が合った。
「………」
「………」
「いや、なんかいえよ!」
「…ここ、図書館なんだけど。静かにしてよ」
周りを見渡すと、図書館中の人がこっちを見ているような気になった。
「悪ぃ…」
「…別に」
しかし、見れば見るほど可愛く思えてきた、しかし胸がない。いや、正確には凄く小さい。天は2物を与えないとかなんとか
「うげっ」
顔に本が飛んできた。
「なにジロジロ見んのよ!」 「い、いや天は2物を……」
「どういう意味!死ね」
また本が飛んできた。…マジで死ぬ。
そのとき、「タクヤ、さっきからなに騒いでんの?」妹がこっちにきた。
「ふん!」
女の子は図書館から出ていった。
「タクヤ、大丈夫?」
「…どーやら死んではいないようだな」
「…誰?あの女の子」
「知らねえ。かえろーぜ」
そうして、夏休み最終日は終わった。

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