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闇の守護 (2)

[241]  流香  2009-03-05投稿
驚いた訳は2つ。
1つは、いつの間にか、制服を脱がされ、薄い絹の下着?! だけにされてた事…。
もう1つは 、その姿のままで、氷の上に寝かされてる事!
常識で考えても、こんな事するなんて…
「変態っ! 何を考えているのか知らないしここが何処だかも分からないけど、こんな事するなんて、変態以外いないよっ!」
言いながらも、顔が真っ赤になって行くのを感じて、慌てて起上がろうとする。
「無駄な事は止めとけ…ここは、お前が居た場所では無い。 誰もお前など助けになど来れない…分かったなら、静かにしていろ。」
悔しいけど、起上がる事も出来ないあたしは、冷たい視線と口調で話す、この変態男の言う通りにするしか無い見たい……。
顔はいいのに、変態で、口は悪いし、性格は冷血な男の思うがままなんて…。
(高峯君に、告白も出来ないままだなんて 嫌なのに)
浮べた涙が、頬を伝う感覚だけが、温い。

「これでいいだろう…所で聞くがお前の名は?」
ようやく起上がる事が出来る様になったあたしに、今更? 名前を聞くなんて、非常識さにも、ほぼ、動じ無くなっていた。
大沢 あかりそのあたしの名を、この男の前で口にするなんて出来るはずが無い。
そうこれは、あたしの精一杯の抵抗
「名前など、必要無い…。」
そういい捨てて口を閉じた。
自分でも、その口調と感情の変化に違和感はあった、だけどこれは、この男に対する怒りと悔しさが原因――だと思っていた。それが、口先にほんの一瞬笑い! を浮べ男が言う。
「それでいい、少しは住人らしくなった様だな。」
(!?……)
住人らしい? それはどう言う意味?
多分、眠らされていた間に、何かされたに違いない。
でも考えては見るけど、感情は冷めきって いてまるで心が無い見たいに、何も感じ無い。

「お前にこれを渡しておく、それと、今からは、あいつと行動しろ。」
徐に、あたしに一本の短剣を差出し、部屋の奥へと視線を移す。
視線の先には確かに誰かがいて、ロウソクの明りに照されて、あたしと同じ短剣が見える。
そして、ゆっくりとあたしの方へと近付く……と。
ドクッ、ドックン!!
急に、胸が鼓動し始め、冷めきった心に、熱いものが、一気に流れ込む!
「……うっ、うそっ!? 高峯君なの?」

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