見えない糸 8
いつも多摩さんと一緒だった私は、時間の潰し方がわからない。隣街まで車を走らせ何もせずに帰ってきた。
時間は、23時。帰り着くと入口のノブに買い物袋が下がっていた。中にはプリンやお菓子、いつも一緒に食べた私の好きな物ばかりだった。
袋の底には、紙切れがあった。見覚えのある癖字で『ごめん。はっきりしなくて。なんで怒ってるかはわかるよ。辛い思いさせてごめん。もう、会うのやめよう。本当に勝手でごめん。今まで楽しかったよ』
胸が痛い…。
なんで!なんで!彼女の事はわかってたのに…。『もうやめよう』って決めたのに…。なんでこんなに辛いんだろう。
私は、部屋に駆け込んでカミソリを手にしていた…。
頭の中が真っ白で、今自分が何をしようとしているのかさえ、理解できなかった。私は、もう多摩さん一色だった。
自分で決めたはずの道なのに…。いつか、こんな日が来ることもわかってたのに…。
後悔だけが押し寄せる。
今まで通り、私が見ないふりをしていれば、この別れはなかったかもしれないのに…。
カミソリを持つ手は迷う事なく左手首を切った。服を来たまま、シャワー全開で泣きながら…。
時間は、23時。帰り着くと入口のノブに買い物袋が下がっていた。中にはプリンやお菓子、いつも一緒に食べた私の好きな物ばかりだった。
袋の底には、紙切れがあった。見覚えのある癖字で『ごめん。はっきりしなくて。なんで怒ってるかはわかるよ。辛い思いさせてごめん。もう、会うのやめよう。本当に勝手でごめん。今まで楽しかったよ』
胸が痛い…。
なんで!なんで!彼女の事はわかってたのに…。『もうやめよう』って決めたのに…。なんでこんなに辛いんだろう。
私は、部屋に駆け込んでカミソリを手にしていた…。
頭の中が真っ白で、今自分が何をしようとしているのかさえ、理解できなかった。私は、もう多摩さん一色だった。
自分で決めたはずの道なのに…。いつか、こんな日が来ることもわかってたのに…。
後悔だけが押し寄せる。
今まで通り、私が見ないふりをしていれば、この別れはなかったかもしれないのに…。
カミソリを持つ手は迷う事なく左手首を切った。服を来たまま、シャワー全開で泣きながら…。
感想
感想はありません。