見えない糸 9
ドラマの様に、手首切ったぐらいじゃ人間簡単に死ねないんだ…。
少し正気を取り戻した私はそのまま深い眠りについた。
次の日。仕事はズル休みをした。体が重くて動けない…。タオルをぐるぐる巻いただけの手首の傷を見てまた泣けてきた。
明日からどんな顔して会えばいいの。。。
相変わらず、壊れた携帯からメールの着信音だけが何度も響く。
その時だった。『ピンポン』部屋のインターフォンがなった。
『居るんだろ?開けてくれない?』多摩さんの声だ。
『なんで?仕事のはずじゃ?』
驚きながら、鍵を開けた。入って来るなり多摩さんは私を抱きしめ『良かったぁ…』と言った。
そして、ゆっくり話しだした。
『俺の勝手でこんな事させてごめん。でも、好きなんだ。一緒居たいんだ。どんなに、酷いこと言ってるかもわかるよ。でも今は一緒居たい。』
『好き』ってはっきり多摩さんが言ったのは、初めてだった。
私の迷いもなくなった。
私も今は一緒居たい。これ以上、辛い苦しいことなんてもうない!と思った。
この時の私には、あの胸が張り裂けるような思いをする日が来るなんて思っていなかった…。
少し正気を取り戻した私はそのまま深い眠りについた。
次の日。仕事はズル休みをした。体が重くて動けない…。タオルをぐるぐる巻いただけの手首の傷を見てまた泣けてきた。
明日からどんな顔して会えばいいの。。。
相変わらず、壊れた携帯からメールの着信音だけが何度も響く。
その時だった。『ピンポン』部屋のインターフォンがなった。
『居るんだろ?開けてくれない?』多摩さんの声だ。
『なんで?仕事のはずじゃ?』
驚きながら、鍵を開けた。入って来るなり多摩さんは私を抱きしめ『良かったぁ…』と言った。
そして、ゆっくり話しだした。
『俺の勝手でこんな事させてごめん。でも、好きなんだ。一緒居たいんだ。どんなに、酷いこと言ってるかもわかるよ。でも今は一緒居たい。』
『好き』ってはっきり多摩さんが言ったのは、初めてだった。
私の迷いもなくなった。
私も今は一緒居たい。これ以上、辛い苦しいことなんてもうない!と思った。
この時の私には、あの胸が張り裂けるような思いをする日が来るなんて思っていなかった…。
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