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見えない糸 14

[138]  もう30歳  2009-03-06投稿
私は、車の中で大声をだして泣いた。胸が張り裂けそうになる…。
覚悟を決めたはずなのに、涙がとめどなく流れる…。
本当に、愛してたんだ…。そう思い知る。
こんなに、別れが辛いなんて…。
7年間の出来事がよみがえる。一度は、『もう、二度と離れない』と決めた恋だったのに…。
家までの2時間、涙が止まる事はなかった。

それから、毎日バイトに明け暮れた。何かで気をまぎらわせておかないと、おかしくなりそうだった。

年も明け、1月が終わろうとしていた。
ある日、バイト仲間の小野寺くんの家で飲む事になった。
『最近、元気ないけど、どうした?なんかわかんないけど頑張れよ』と、頭をポンポンと、二度たたく。
ピーンと張っていた気持ちが崩れる。
あのクリスマス以来、初めて泣いた。

彼は、泣いた理由も聞かずに、ただ抱きしめて慰めてくれた。
この日を境に、小野寺くんの家に遊びに行くようになった。
1人になると多摩さんのことばかり考える。
だから、小野寺くんといると気が紛れた。

ある日、小野寺くんから突然の告白。『付き合ってくれない?』
でも私はまだ、多摩さんを忘れられずにいた…。

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