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Wait.(3)

[304]  ayaka.  2009-03-06投稿
T:「何で?だってもぅこんな時間じゃん。」
M:「だから、トオルが待ってるって言ったから。トオルがあんなに真剣だったから。熱あっても、遅れてでも来ると思った。しかも、変なところ頑固だから『遅れる。』っていう連絡もしてこないとも思った。」と涙ぐみながら言った。
T:「ありがと。」と言いながらメグミの冷えきった手を握るとメグミはそっとトオルに寄りかかった。
M:「何で今日だったの?」メグミは静かに泣き、怒り始めた。
M:「なんで12月25日だったの?私はあれからすぐにケンと別れた。そしたら私たち付き合えば良かったんじゃないの?この半年間、本当につらかった。何度も会いたくなったし、何度も携帯を見つめたし、何度も泣いたし、何度も心が折れそうになった。でも何度もトオルの事が大好きだってわかった。」言い終わるまでにメグミは号泣していた。トオルは繋いでいた手をはなし、メグミの肩をそっと抱きよせた。
T:「メグミもちゃんと待っててくれたんだね。約束の日を今日にしたのは、あの日から半年間、離ればなれになった俺たちが互いに好きでいられるかを試したかったから、きりのイイ12月25日にしたの。」 M:「じゃあ私たち、もぅ大丈夫だよね!?」 T:「そうだね。俺はもぅメグミを二度と離さない。……メグ。」 M:「何?あらたまって」 T:「俺と付き合って下さい。」 M:「もちろん!」

2人はお互いに顔を見て微笑み、ファーストキスをした……。

END.

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