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汚染 49

[123]  ふく  2009-03-06投稿
こうなる事も考えてはいたのにやっぱり心は上手い事着いて行けない
私は何だったのだろう

『好きな人がいる』という貴方の打ち明けに一瞬は期待した
だってしょうがない
こうして誘われたし今までの行動を見ればそんな風に思うしかない
なのにどうして

『人生一度きりなら思う様に生きたらいいですよ』
私が言うと安心した表情を見せた
その相手が私ならどんなに良かっただろう
『飲み屋の人なんだけどね』
貴方の言葉に耳を疑った
深い痛みを感じた
『そうだと思いました』
貴方の事を分かった振りをしてどうにか気を張って笑った
嘘を付いた
だって私かもしれないと希望を持ったから

突然の裏切り
すぐには飲み込めない
だからただ気持ちを隠す様に料理を口に運んだ

やっと訪れた日
憧れを抱いた日々
貴方を想った胸のときめき
この日が終わればどちらかに転ぶだろうとは思っていたけど本当にこうなるとは

もう料理の味さえ分からない
その後何を話したかも良く覚えていない
悲し過ぎて
惨め過ぎて
どうしていいのか分からなくて

始まりはなかった
私が勝手に始めようとしていただけ
貴方は最初から私なんか見ていなかった

こうして目の前にいる私の肩越しに貴方は誰かを見ているのだろう

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