(仮)消えた男…陰の薄い恋…10-2
会社のビルに着いた…
もう既に夜中の12時を回っている時間だから誰も居るはずないし…カギだって閉まっているはず…
少し、ためらいながらドアを押して見た?!…
…??ドアが?!カギが?!と思いながら中に入った!?…なぜ??…罠?!
罠かも知れない?!…
いつも必ず警備員がドアのカギを掛かっているか確認して帰る決まりになっているはずなのに…
何故か?ドアにカギが掛かってなかった…
中に入って覚悟は決まっていたから直ぐにエレベーターのボタンを押した!…
会社は小さいながらも15階建ての自社ビルで所属している課は6階に有る!
エレベーターを降りるとフロアーは暗い…さすがに何時もとは違う雰囲気だ…
まるでスパイ映画のようだと思いながら課のドアを開けた…
暗いはずの部屋の中が…何故か?1カ所だけ明るくなっている?!
周りを見渡した…誰も居ない!?
その明るくなっている所に静かに忍び寄った…
そこは安野 丈 のデスクだったのだ?!
近寄るとパソコンの電源が入って点いていた?!
明るい原因はパソコンのスイッチが点いていたからなのだが…
パソコンのスイッチは暫くすると画面が暗くなってしまうから!?スイッチを点けたばかりと思われる!
スクリーンセイバーですら動いてないのだから…
やはり罠か?!…
誰かが先に来て会社のカギを開け?!…安野 丈 のパソコンにスイッチを入れたのか?!…
しかし誰かが居るような雰囲気は全くない!?…
パソコンに触れた時?!
突然?!…
(ディスクをパソコンに入れるんだ!)
と声がしたのだ?!…
伊井 香 は驚いて?!振り返った?!…
そこには安野 丈 の姿が?!…
つづく
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