届け、僕の声。
神様。もしいるのなら返事をしてください。
約束を守らないといけないから。
だから、神様・・・。
バサッ!
ベッドから、跳び起きた。
シャツが汗で濡れている。
まただ。同じ夢。ここ最近眠るといつもこうだ。
だから、今日も眠らないように頑張っていたのに、いつのまにか眠ってしまった。
いつも見る夢は、別に悪夢というわけではない。でも、何か怖い。もし、あのままいけば本当に神様が出てくるかも知れない、そしたら僕はきっと、僕でなくなる。あの時からずっと憎んできたから、あの娘選んだ神様を・・・。
「ハルカ、聞こえるか?」
頬に涙が伝う。
「聞こえるなら、返事してくれ、ハルカ・・・。」
『カケル君のバーカ。』
生きているなら、そう言うだろう。
多分とか、そんな曖昧なレベルじゃなくて、絶対にそう言うだろう。
いつも、僕が落ち込んだら、そう言ってくれたから。
だから、なあ、ハルカ。
言ってくれないか・・・。
ふと、悲しそうなハルカの顔が、うかんで消えた。
その瞬間、眠気が押し寄せて、瞼が落ちた。
−つづく(多分)−
約束を守らないといけないから。
だから、神様・・・。
バサッ!
ベッドから、跳び起きた。
シャツが汗で濡れている。
まただ。同じ夢。ここ最近眠るといつもこうだ。
だから、今日も眠らないように頑張っていたのに、いつのまにか眠ってしまった。
いつも見る夢は、別に悪夢というわけではない。でも、何か怖い。もし、あのままいけば本当に神様が出てくるかも知れない、そしたら僕はきっと、僕でなくなる。あの時からずっと憎んできたから、あの娘選んだ神様を・・・。
「ハルカ、聞こえるか?」
頬に涙が伝う。
「聞こえるなら、返事してくれ、ハルカ・・・。」
『カケル君のバーカ。』
生きているなら、そう言うだろう。
多分とか、そんな曖昧なレベルじゃなくて、絶対にそう言うだろう。
いつも、僕が落ち込んだら、そう言ってくれたから。
だから、なあ、ハルカ。
言ってくれないか・・・。
ふと、悲しそうなハルカの顔が、うかんで消えた。
その瞬間、眠気が押し寄せて、瞼が落ちた。
−つづく(多分)−
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