desteny?
「来てるの?その例の彼女。」
茉莉子は、目を丸くして麗華に聞いた。
「今、淳が言ってたの。どんな子か、顔を見てみたいもんだわ。」
麗華は、周りを見回して腕を組み、呆れた様子で言った。
私も、淳の彼女がどんな人物なのか、気になって仕方無かった。ライバル心も有ったのだろうと思う。淳にも、早く気持ちを聞きたかった。
「せっかく来たんだからさ、楽しもうよ、ね?」
私は、自分の気持ちを押し殺し、麗華と茉莉子の背中を押し、フロアの奥へと歩を進めた。
「クラブなんて、久し振り。」
茉莉子は、フロアの大音響に負けじと声を張り上げた。
「ほんと、私も。こう言う所に、たまには来ないと、気持ちも暗くなっちゃうね。麗華は、結構来てるんだよね?」
私も、茉莉子に負けない位の声で続けた。
「うん、来てるよ。大学の友達がたまに、パーティやるんだよね。あと、ナンパされたくなったら、来るの。手っ取り早いしさ。」
麗華は、私と茉莉子より、派手だった。付き合いも身なりも、全て。付き合う男性も、会う度に変わっていた。通っている女子大の友人の中には、、モデルや、タレントをしている様な人間も居た。年々、同じ様に歳を重ねているのに、麗華がどんどん遠くに居る様に思えた。
「ナンパかぁ・・・。有りだけど、それ目的だけじゃ無いんでしょ?」
興味深々に、茉莉子が聞いた。
「音楽も聞きに来るよ。友達の男の子が、DJやってるし。それとね、あの奥にね、VIPルームが有るんだけど・・・、そこで、良い人が居たら、その場でしちゃったり?」
麗華は、当たり前の事の様に笑って言った。
「何?しちゃうって・・・?」
「Hに決まってんでしょ?薬やってる子の隣で、したりね。・・・、薬はしないよ、私は。」
男性に関わる話は、避けていた筈だったが、年齢的にも、当たり前に出る話題になった。麗華も、茉莉子も、私はそれなりに過ごしていると思っている。あれ以来、男性経験は、おろか、男性恐怖症なのに。
茉莉子は、目を丸くして麗華に聞いた。
「今、淳が言ってたの。どんな子か、顔を見てみたいもんだわ。」
麗華は、周りを見回して腕を組み、呆れた様子で言った。
私も、淳の彼女がどんな人物なのか、気になって仕方無かった。ライバル心も有ったのだろうと思う。淳にも、早く気持ちを聞きたかった。
「せっかく来たんだからさ、楽しもうよ、ね?」
私は、自分の気持ちを押し殺し、麗華と茉莉子の背中を押し、フロアの奥へと歩を進めた。
「クラブなんて、久し振り。」
茉莉子は、フロアの大音響に負けじと声を張り上げた。
「ほんと、私も。こう言う所に、たまには来ないと、気持ちも暗くなっちゃうね。麗華は、結構来てるんだよね?」
私も、茉莉子に負けない位の声で続けた。
「うん、来てるよ。大学の友達がたまに、パーティやるんだよね。あと、ナンパされたくなったら、来るの。手っ取り早いしさ。」
麗華は、私と茉莉子より、派手だった。付き合いも身なりも、全て。付き合う男性も、会う度に変わっていた。通っている女子大の友人の中には、、モデルや、タレントをしている様な人間も居た。年々、同じ様に歳を重ねているのに、麗華がどんどん遠くに居る様に思えた。
「ナンパかぁ・・・。有りだけど、それ目的だけじゃ無いんでしょ?」
興味深々に、茉莉子が聞いた。
「音楽も聞きに来るよ。友達の男の子が、DJやってるし。それとね、あの奥にね、VIPルームが有るんだけど・・・、そこで、良い人が居たら、その場でしちゃったり?」
麗華は、当たり前の事の様に笑って言った。
「何?しちゃうって・・・?」
「Hに決まってんでしょ?薬やってる子の隣で、したりね。・・・、薬はしないよ、私は。」
男性に関わる話は、避けていた筈だったが、年齢的にも、当たり前に出る話題になった。麗華も、茉莉子も、私はそれなりに過ごしていると思っている。あれ以来、男性経験は、おろか、男性恐怖症なのに。
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