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あの日の夜?

[501]  2009-03-10投稿
仕事帰りの夕方 携帯が鳴った。また子供からかな?携帯を慌てて見るとキョウからだった。 こんな時間に珍しいな 普通にそう思っただけで話した。
「もしもし キョウ?久しぶり!どうしたん?珍しいよなぁ。こんな時間に」
「ごめんなぁ 今いける??」「うん いけるで どうした?」 「あんなぁ… 今日病院いったら紹介状でておっきな病院いかなあかんねんてぇ。 癌かもって」
「え?! そうなん!」ずっと体調不良だったキョウはいよいよヤバいなと思ったのか近々病院に行くとだいぶ前に聞いていた
それからもう数ヵ月経っている。家庭の金銭的事情で働き出した頑張り屋のキョウはきっと無理してそんな体調不良を我慢していたに違いない
癌という言葉に正直さほど動揺しなかったし キョウも風邪でもひいたかの様に話してきた。今の医学で助かる病気 死ぬ病気では無いし手術すれば大丈夫! そんな印象かあったから 癌かもしれない。という話より早く病院へ行かず無理したキョウに怒りの言葉をぶつけた 「だから早く行きってゆったのに! キョウに何かあったら子供可哀想やん!直ぐに紹介状持っておっきな病院行きや!」 少し困った口調で「うん。そうやなぁ 家から近いトコにする」 そういって約束した。又結果を連絡するように言うと電話切った…

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