携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 消すべき愛の記憶

消すべき愛の記憶

[365]  秀夜  2006-07-08投稿


>>>日常<<<


急に悪い予感がする時がある。耳鳴りがしてとても不安になる。
今だってそうだ・・・。

蝉が鳴いている・・・7月5日。
「ケイゾウ!!花火しようぜ!」
こいつは親友のヒロキ、幼稚園からの付き合いだ。さっきからやたら花火をしたがる・・・せっかちな奴。
『花火あんのかよ!!』
「あ・・・ない。」
馬鹿だってことも忘れないで!!
「買いにいくべ?」
『ったく・・・。』
コンビニまで原チャリ二人乗りで15分。
ヘルメットを付けたまま店内に入る。
基本的に自分はカゴを使わない主義なのだが、ヒロキはおもむろにカゴを取り商品をつめこむ。
その間、雑誌を立ち読みしていた・・・店員からの視線が苦しい。
ヒロキが買い物を済ませ近寄ってきた。
「帰るべ?」
『お前・・・花火は?』
「あっ!忘れてた。」
つくずく馬鹿だ。
ヒロキが花火を買っている時、入り口から茶髪の色白の女子高生が入って来た。
肩があたりそうになり、彼女はよろめいた。
『すいません。』
なんだか良い匂い・・・。
彼女は何も言わずに食料品コーナーへ向かっていった。
「感じ悪くねぇ?」
ヒロキがふくれている。


その後、コンビニの駐車場で花火をした。
線香花火は寂しくなるから最初に全部終わらせる。本当に楽しい。
いつまでも夏が続くような気がしていた・・・。


感想

  • 2055: これって続きものですか?? [2011-01-16]

「 秀夜 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス