携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> すべてが運命なら

すべてが運命なら

[512]  春樹  2009-03-11投稿
それから、私は毎晩彼と電話をした。

「今日は、何してたの?」

「なんで、あゆと付き合ったの」

「今、星みてる?」

私はとにかく思い付く全ての気持ちを言葉にしてた。

彼の答えはいつも素っ気なかったが、それも私にとっては、心地良かった。

そのうち春休みも終わり、バイトと学校が始まった。

彼は高校を受験しなかった。

だから、夜は暇だった。

私は夜の9時頃まで学校だったが、学校の帰りに彼に逢いに行ったりしていた。

ある日学校の帰り道その日は逢いに行かず彼に電話をかけた。

「今帰り道だよ」

私は自転車をこぎながら、笑みを浮かべていた。

「明日遊ぼうよ」

彼が誘ってきた。

「うん、じゃぁまた後で電話するね」

私は元気よく答えた。

私は家に着き、ご飯を食べてお風呂に入り寝る準備万端で、彼に電話をした。

「なに?」

電話に出た彼のテンションも、声のトーンも何となくいつもと違うと感じた。

「あゆの事好きじゃなくなったの?」

不安になって思わず聞いてしまった。

「わかんない」

彼の答え。

「は?わかんないとか無しで、イエスかノーで答えてよあゆの事好きじゃないの?」

いつもなら、同じ質問はしない私はムキになっていた。

「うん」

彼が少し間を空けて答えた。

「は?じゃぁ今まで好きでもないのに同情で付き合ってたの?」

私は少し感情的に彼を問いただした。

「うん」

もう彼は電話越しでも伝わってくるくらい面倒臭そうだった。

「わかった、じゃぁね」

私は納得するしかなかった。

感想

感想はありません。

「 春樹 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス