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すべてが運命なら

[332]  春樹  2009-03-12投稿
次の日の朝一安から電話がきた。

その日はバイトも学校も休みだったので、午後から遊ぶ事になった。

時間どおりに、私は一安の家に向かった。

一安の家に着くと、一安の弟や弟の友達がいた。

一安の両親は仕事に行っていた。

なぜか窓から家の中に通された私に一安が

「今、母さんと喧嘩してるからホントは俺も弟も、家入っちゃいけないんだよね」

それを聞いて私は居ずらくなった。

「じゃぁ、チャント外に居た方がいいんじゃない?」

私がそう言っても一安は聞き入れてはくれなかった。

「母さんが帰って来る時間はわかってるから大丈夫だよ」

一安はそう言ったがそういう問題じゃない。

そのまま1時間が経ち時計は午後2時を廻っていた。

一安のお母さんが帰って来るのは予定では後1時間後だと一安が言っていた。

そんな事を考えてたら、玄関の戸が開く音がした。

「おい、一安なんで家の中に居るんだよ」

お母さんが予定よりも早く帰ってきたのだった。

一安と弟はお母さんに怒られ、そのまま家を追い出されみんなで近くのグランドへ行った。

一安と弟は怒られ慣れているみたいで、全く反省してる様子はなかった。

そのまま皆で野球をし始めた。

私は近くのベンチに座り一安をながめていた。

その日はすごく天気が良くて気持ち良かった。

そのうち一安が私の方に歩いてきた。

そして私の隣に座った。

「疲れた」

一安はそう言って恥ずかしそうに、私の膝に横になった。

そして一安は太陽を避けるように目を閉じた。

その口元はずっと笑みを浮かべていた。

そんな一安を見て、私達はやっと元に戻れたのかなと思っていた。

なんだか、私にとって暖かい一日になった。

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