携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> すべてが運命なら

すべてが運命なら

[219]  春樹  2009-03-13投稿
私は学校帰りに毎日一安に逢いに行っていた。

その頃の私の生活は、朝6時半からバイトに行って午後3時まで働いたら、一度家に帰って夜6時までに学校に行く。

学校が終わるのは9時過ぎだった。

学校から私の家までは、自転車で50分位だが、一安の家までは1時間位かかった。

だから学校がある日に一安と逢えるのはいつも10時を過ぎてしまっていた。

そのうち私は一安ともっと一緒に居たくて、学校にあまり行かなくなった。

そしてバイトも辞めた。

バイトを辞めた理由に、一安は関係なかった。生活は一変した。

私と一安は毎日毎日ずっと一緒にいた。

そんな私に母親は怒っていた。

ある朝母親は私の部屋のドアを勢いよく開けて怒鳴った。

「いつまで寝てんの?」

私は眠い目を擦りながら言った。

「なに?」

母親の怒りはどんどん増していた。

「なに?じゃないでしょ。毎晩毎晩遅くまで遊んでるから起きれないんでしょ」

私は面倒臭いので早く部屋から、母親を追い出したかった。

「もうわかったから出ていきなよ、面倒臭いよ」

そんな態度の私に母親は出てくどころか、泣きながら怒鳴りだした。

「なにそれ?なんでそんな適当な事してんの?一安って子と付き合ってからおかしくなったんだよ」

母親はそう言うと泣きながら怒って、私の携帯で一安に電話をかけ始めた。

私は慌てて起き上がると母親から電話を取り返そうとした。

その時、何も知らない一安が電話に出てしまった。

携帯を取り返そうとしてる私を振り払い、母親は一安に文句を言い始めた。

「あんたのせいであゆがこうなっちゃったんだからね。返してよ。何が楽しいの?」

母親はそう一安に怒鳴った。

それを聞いて私は怒った、力づくで母親から携帯を取り返し一安に何か言わなくちゃとおもい。

「またかけ直す」

それだけ言って電話を切った。

泣き崩れてその場に座りこんでいる母親を無視して、私は家を出て行った。

感想

感想はありません。

「 春樹 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス