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スラム part34

[525]  やいち  2009-03-14投稿
学校にはギリギリ間に合った。


授業が終わって、道場で打ち込みをしている最中、悠が修二に昨日の大会のことを聞いてきた。

「そういえば結局、どこが優勝したの?」

「言ってなかったか?翔星だよ。私学大会2連覇。」

「マジ?やっぱすごいな〜」

「しかも、全員2年だぜ。」

「そこまでいくともう恐いよ。」

「あぁ。」

「あっ、次ラスト。」

「投げるぞ。」

「いいよ。」

ザッ、シュッ!!

バァン!!

畳に受け身をとった音。

「修二、今のスゲェよ。なんかここ最近の背負い投げの中じゃダントツ。」

「最近って?」

「ん〜と、中学んとき以来。」

こういう時、悠が正直なやつで良かったと思う。
そうか。俺の背負い投げ、高校入ってからうまくなってなかったのか。

「ありがとな。」

「えっ?なにが?」

「聞かなくていいんだよ!」

そのまま打ち込みをし、寝技を含めた立ち技の乱取りをした。

時間はずっと止まっていた。
あのときから。

でも…今はわかる。

俺の中で止まっていた時間はゆっくりとだが動き出しているんだ。

修二は自分の中でのことを思い描きながら少しずつ、進んでいく。

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