Push!Push! #20
そそくさと、ご飯を飲み込む
「んじゃ…」
席を立ち、逃げるようにして
食堂を出た
(一体なんだったんだ…)
今食べたメニューが思い出せないほど
緊張していたらしい
なるべく気にしない事にした
でもしばらくは数年ぶりに
女の子と会話した余韻があった…
長い仕事中にそういう事も忘れ
いつも通りPM8:05に家につき
道場へ練習へ向かう
中に入ると
樫宮師範と、久しぶりに見る
鎌田さんが楽しそうに会話していた
入ってきたおれに気付き
「おう、練習か」
と声をかけてくれた
返事しようとしたその時
ブブブブブ
携帯のバイブが鳴った
軽く会釈をして外に出、着信番号を見ると
全然知らない番号
(なんやろ…)
「あ、もしもしぃ〜?三宮ですけどォ」
「え…」
なんで番号を…と思ったが
おれは営業、向こうは事務、同じ部所
(知ってて当然か…)
おれは焦ったあまり
「い、今道場やから、また明日、お疲れ様」
と言い、そそくさ切ってしまった
携帯を鞄に直し、もう一度道場入ると
樫宮師範と鎌田さんが
組手を始めていた
すごい迫力だ
2人とも体は大きいが、動きが早い
パンチの音、蹴りの音
凄い音が道場中に響く
魅入ってしまった
樫宮さんのローキックが入り
鎌田さんが膝をついた
(凄い…)
体つきなら鎌田さんの方が凄い
雑誌で見るようなボディビルダーのような体
樫宮さんは、言い方は悪いが
少しぽっちゃりとした中肉中贅体型
そしてピピピピという
タイマーの音に我に帰った
「これくらいにしとくか」
汗を拭いながら樫宮さんが言うと
左脚を軽く摩りつつ
「いやぁ、ええ練習できました」
と鎌田さんが言った
二人が楽しそうに談笑中
気になってて聞けなかった事を
勇気を出し聞いてみた
「空手に…組手に1番大事な事って何ですか」
二人の視線がおれに向く
変な汗が体中から出た
「んじゃ…」
席を立ち、逃げるようにして
食堂を出た
(一体なんだったんだ…)
今食べたメニューが思い出せないほど
緊張していたらしい
なるべく気にしない事にした
でもしばらくは数年ぶりに
女の子と会話した余韻があった…
長い仕事中にそういう事も忘れ
いつも通りPM8:05に家につき
道場へ練習へ向かう
中に入ると
樫宮師範と、久しぶりに見る
鎌田さんが楽しそうに会話していた
入ってきたおれに気付き
「おう、練習か」
と声をかけてくれた
返事しようとしたその時
ブブブブブ
携帯のバイブが鳴った
軽く会釈をして外に出、着信番号を見ると
全然知らない番号
(なんやろ…)
「あ、もしもしぃ〜?三宮ですけどォ」
「え…」
なんで番号を…と思ったが
おれは営業、向こうは事務、同じ部所
(知ってて当然か…)
おれは焦ったあまり
「い、今道場やから、また明日、お疲れ様」
と言い、そそくさ切ってしまった
携帯を鞄に直し、もう一度道場入ると
樫宮師範と鎌田さんが
組手を始めていた
すごい迫力だ
2人とも体は大きいが、動きが早い
パンチの音、蹴りの音
凄い音が道場中に響く
魅入ってしまった
樫宮さんのローキックが入り
鎌田さんが膝をついた
(凄い…)
体つきなら鎌田さんの方が凄い
雑誌で見るようなボディビルダーのような体
樫宮さんは、言い方は悪いが
少しぽっちゃりとした中肉中贅体型
そしてピピピピという
タイマーの音に我に帰った
「これくらいにしとくか」
汗を拭いながら樫宮さんが言うと
左脚を軽く摩りつつ
「いやぁ、ええ練習できました」
と鎌田さんが言った
二人が楽しそうに談笑中
気になってて聞けなかった事を
勇気を出し聞いてみた
「空手に…組手に1番大事な事って何ですか」
二人の視線がおれに向く
変な汗が体中から出た
感想
感想はありません。
「 ねむしゅー 」の携帯小説
スポーツの新着携帯小説
- ベースボール・ラプソディ No.69
- ベースボール・ラプソディ No.68
- 大好きだった…ただ、大好きだった。
- 大好きだった…ただ、大好きだった。No.5 登場人物紹介
- 大好きだった…ただ、大好きだった。
- 大好きだった…ただ、大好きだった。
- 大好きだった…ただ、大好きだった。