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すべてが運命なら

[264]  春樹  2009-03-17投稿
一安は、待っていた様にすぐ電話に出た。

「大丈夫?怒られた?」

一安が心配そうに聞いてきた。

「大丈夫だよ。あんま怒られなかったし」

私は少し元気がなさそうな声だったのかもしれない。

一生懸命喋って、私を笑わせ様とする一安の優しさが電話越しに伝わってきた。

「お前もう家出てこれんの?」

「うん」

一安の質問に、すぐ答えた私。

逢いたい。

それだけしか、考えてなかった。

遊びに行こうとする私に、母親が

「また、行くの?」

真顔で呆れた口調で聞いてくる。

私は母親の質問を無視した。

「ねぇ、聞いてんでしょ?」

それでも母親はしつこく聞いてくる。

「また、帰って来ないの?」

「一安の所に行くの?」

「あんたどうかしちゃったんじゃないの?なにが気に入らないから、そういう事するの?」

「あんたが家出して、お父さんと探し廻ったんだよ」

「一安の友達に聞きに行ったりもしたけど、皆知らないって言うし」

「お父さんだって、あんたのせいでぜんぜん寝れないまま仕事行ってんだよ」

母親の質問攻めだ。

「別に何も気に入らなくないし、迷惑なのはそっちでしょ。あゆには関係ない」

私は母親を馬鹿にした様に笑いながら、そう答えた。

母親は泣き出した。

私は母親と、まともに話す気なんて無かった。

嫌そうな顔で、ため息を着きながら渡しは玄関をでていった。

そして一安の所へ急いだ。

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