ガンバッ!みなみ(3)
巫女である前に、あたしの姉として、ずっと接してくれてたお姉ちゃんに、自分の意志では無くても、敵意を向けてる。
「みなみっ、聞いて!今、みなみは、心を奪う者と、戦わなきゃいけないの、その者に負けちゃダメ! みなみの大好きな幸矢君の為にも。」
(誰が心を奪うの? あたしが戦う……誰と?それに、幸矢君の為って……!?)
やっぱり、あたしの心を動かせるのは、こうちゃんしかいない。
その、こうちゃんの為って言葉で、あたしの心に、少し温いものが戻って来ようとすると、
『愚かな…現実を知らぬとは…よかろう、真実を教えてやろう。』
頭の中で聞えた声に、引き込まれる様に、意識が薄れて行く。
『すいません、みなみいますか?』
(こうちゃん。)
辺りがはっきり見え始めると、あたしは、何時もの様に、家にいて?
『幸矢君、み〜みはまだだけど、上がって待ってれば?』
(お姉ちゃん?)
確かに、あたしは、そこにいるのに、2人には、見えて無い?
ううん、違う! これって
『幸矢君は、み〜みの何処が好きなの?』『なっ!なんで急にそんな事聞くんですかっ!』
そう確か、こうちゃんが照れくさそうに、お姉ちゃんに聞かれた話しをしてた。
『これは冗談で聞いてるんじゃ無いから、正直に言って、でないとみなみとは恋愛なんて出来ないから。』
(何言ってるの?)
まさか、お姉ちゃんが、こうちゃんにこんな事言ってたなんて……。
それに、今、こうちゃんの手に、何かした?
『やっぱり、気になるか? 妹の彼氏が本気か、どうか…ってまぁ、俺次第って事だな。』
(……こうちゃん)
ひょっとして、こうちゃんは、お姉ちゃんの事が……。
『馬鹿な事は考えないで、みなみを傷付けてまで、やる事では無い。』
2人がこんな話をしてたなんて……あたし馬鹿見たい。
そうだよね、出来の悪い、劣等生のあたしより、優等生で綺麗なお姉ちゃんの方が
いいに決まってる。
なのに、全然気付かないで……。
『ようやく気が付いた様だな。 これで分かったであろう? だが、案ずる事は無い、
その者達に、思い知らせてやればいいのだ。』
「みなみっ、聞いて!今、みなみは、心を奪う者と、戦わなきゃいけないの、その者に負けちゃダメ! みなみの大好きな幸矢君の為にも。」
(誰が心を奪うの? あたしが戦う……誰と?それに、幸矢君の為って……!?)
やっぱり、あたしの心を動かせるのは、こうちゃんしかいない。
その、こうちゃんの為って言葉で、あたしの心に、少し温いものが戻って来ようとすると、
『愚かな…現実を知らぬとは…よかろう、真実を教えてやろう。』
頭の中で聞えた声に、引き込まれる様に、意識が薄れて行く。
『すいません、みなみいますか?』
(こうちゃん。)
辺りがはっきり見え始めると、あたしは、何時もの様に、家にいて?
『幸矢君、み〜みはまだだけど、上がって待ってれば?』
(お姉ちゃん?)
確かに、あたしは、そこにいるのに、2人には、見えて無い?
ううん、違う! これって
『幸矢君は、み〜みの何処が好きなの?』『なっ!なんで急にそんな事聞くんですかっ!』
そう確か、こうちゃんが照れくさそうに、お姉ちゃんに聞かれた話しをしてた。
『これは冗談で聞いてるんじゃ無いから、正直に言って、でないとみなみとは恋愛なんて出来ないから。』
(何言ってるの?)
まさか、お姉ちゃんが、こうちゃんにこんな事言ってたなんて……。
それに、今、こうちゃんの手に、何かした?
『やっぱり、気になるか? 妹の彼氏が本気か、どうか…ってまぁ、俺次第って事だな。』
(……こうちゃん)
ひょっとして、こうちゃんは、お姉ちゃんの事が……。
『馬鹿な事は考えないで、みなみを傷付けてまで、やる事では無い。』
2人がこんな話をしてたなんて……あたし馬鹿見たい。
そうだよね、出来の悪い、劣等生のあたしより、優等生で綺麗なお姉ちゃんの方が
いいに決まってる。
なのに、全然気付かないで……。
『ようやく気が付いた様だな。 これで分かったであろう? だが、案ずる事は無い、
その者達に、思い知らせてやればいいのだ。』
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