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すべてが運命なら

[231]  春樹  2009-03-17投稿
家に着くと、泣きながら母親の説教が始まった。

なんで帰って来ないのか。

高校はどうするのか。

何が気に入らないのか。

人を困らせて何が楽しいのか。

その質問の繰り返しだった。

すべてに対する私の答えは

「知らない」

ただその一言だった。

次の日また私は一安に逢いに行った。

だがその日母親は、出掛ける私に何も言わなかった。

一安は元々、凄く束縛が激しい自由人だった。

早く言えば自己中心的な人。

少しでも気に入らない事があると、自分の気持ちに押さえがきかなくなる。

私はその事を一安の友達に相談していた。

その友達とは、私の元彼だった。

そんな事が一安に知られたら、殴られる。

相談を続けてた私に元彼が言った。

「俺と付き合おうよ」

「ヤダ」

確かに、優しく話しを聞いてくれていた事は嬉しかったが、その時の私に一安を裏切る気持ちはなかった。

だが、そういう日に限って一安の態度が冷たい。

私が、都合良くそう感じただけかもしれない。

私と一安は毎日喧嘩が絶えなかった。

その日、一安は家に帰ると言った私を殴った。

一安が帰って欲しくないと思っている事はわかっていた。

私だって帰りたくなかった。

最近私の両親はあまり何も言わなくなった。

私は、何処にも居場所がなくなると思った。

その日私は一安と喧嘩したまま家に帰った。


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