姫は変われるのか80
星は三人が来るのを信じ、思い出の場所でずっと待っていた。すると桜の木の横に影が現れた。星はゆっくりと覗いた。そこにいたのは、有栖だった。
星「有栖!ずっとここで待ってたんだよ!私達を探すために城から出たんでしょ?」
有栖はうなづいた。星は働いていたことを話した。有栖はこう言った。
有栖「二人を探そう?」
星は二人がここに来るって信じ、残ることにした。有栖は歩き出した。
凜は公園のベンチで座っていた。果穂が走っていると、凜の姿が見えたから公園の方へ向かった。それに気付いた凜は立って、果穂のいる反対側へ走った。
果穂「凜!待って!」
凜は果穂のことを無視して走り続けた。果穂は追い掛けた。凜が中々止まってくれないから、伝えたいことを大声で言った。
果穂「有栖の母は、私達がバラバラになるのを望んでるの!」
凜は果穂の言葉に足を止めて、振り返って、大声で言った。
凜「じゃあ、バラバラになればいいじゃん!」
果穂「凜は何もわかってない!皆がどんな気持ちでいるのか!」
凜「人の気持ちなんてわかんない!」
凜は有栖の母の言うとおりにしていれば、辛いことはなくなると思っていた。果穂に反発されて、少し嫌な気持ちになり、また走って行ってしまった。
果穂(凜…これだけは忘れないで。私達はずっと仲間だよ。)
果穂はまだ凜に伝えたいことがあった。でも、伝えることが出来なかった…。この二人はどうなってしまうのか……
つづく
星「有栖!ずっとここで待ってたんだよ!私達を探すために城から出たんでしょ?」
有栖はうなづいた。星は働いていたことを話した。有栖はこう言った。
有栖「二人を探そう?」
星は二人がここに来るって信じ、残ることにした。有栖は歩き出した。
凜は公園のベンチで座っていた。果穂が走っていると、凜の姿が見えたから公園の方へ向かった。それに気付いた凜は立って、果穂のいる反対側へ走った。
果穂「凜!待って!」
凜は果穂のことを無視して走り続けた。果穂は追い掛けた。凜が中々止まってくれないから、伝えたいことを大声で言った。
果穂「有栖の母は、私達がバラバラになるのを望んでるの!」
凜は果穂の言葉に足を止めて、振り返って、大声で言った。
凜「じゃあ、バラバラになればいいじゃん!」
果穂「凜は何もわかってない!皆がどんな気持ちでいるのか!」
凜「人の気持ちなんてわかんない!」
凜は有栖の母の言うとおりにしていれば、辛いことはなくなると思っていた。果穂に反発されて、少し嫌な気持ちになり、また走って行ってしまった。
果穂(凜…これだけは忘れないで。私達はずっと仲間だよ。)
果穂はまだ凜に伝えたいことがあった。でも、伝えることが出来なかった…。この二人はどうなってしまうのか……
つづく
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