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醜い2人が走りだし斧を振り下ろした。 レックスとハウィーは同じように剣で斧を払いのけ切りかかった。 だが硬い鎧に阻まれてほとんどダメージを与えることができない。 「兄貴ぃ、こいつら弱いくせにすばしっこいなぁ」 弟がガラガラ声で言った。 「あぁ〜さっさと潰してしまおう。」 兄は弟と同じガラガラ声で答える。 兄弟はまた走りだし斧を振り下ろす。 動きは遅いが力がかなり強くレックスとハウィーはなかなか手がだせない。 「よぉ、ブルミオ兄弟。女がいるって聞いて来たんだが…」 どこからか声が聞こえてきた。 どうやら兄弟の仲間らしい、ぞろぞろと集まってきた。 「おいレックス、さすがに多すぎるぞ。」 ハウィーが剣を構えながら言った。 「あぁ、でもこの数じゃ逃げるのも難しいな。」 レックスは小声で答える。 「こっちだ!」 そのときまたどこからか声が聞こえた。振り返ると誰か岩の上に立っている。 レックス達3人はその岩まで走った。 岩の上に立っていた者が走りだしレックス達もその後につづいた。 「おい!お前が話かけるから逃がしちまったじゃねぇか!」 ブルミオ兄弟の兄のほうが叫びながら追ってきた。 だが足が遅くすぐにふりきることができた。 それからしばらく歩き森の中に入った。 「…ありがとな。助かったよ。」 ハウィーが言った。 「あんた達、このへんの人間じゃないね。」 その声は少し低めだが女性らしい綺麗な声をしていた。 「うん、俺とこいつは地下から来たんだ。だから地上のことはまったく分からない。あいつらいったい何なんだ?」 レックスはハウィーを顎で指しながら答える。 「あいつらは帝国から追放されたやつらだ。もうあそこには行かないほうがいい。」 女が言った。 「帝国から追放?そっか…、あぁ、そういや名前。俺はハウィーでこいつがレックス、で女の子はフィー。あんたは?」 ハウィーは勝手に紹介し始めた。 「私はレイ…」 レイはそういうと3人のほうを振り返った。 レイは女性にしては長身で肌は小麦色、クールな感じだ。男の俺がかっこいいと思ってしまうほどだ。
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