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すべてが運命なら

[225]  春樹  2009-03-18投稿
昼寝から目覚めた一安から着信が入った。

一度無視したくらいじゃ、一安からの着信は鳴りやまない。

そして、私は五度目の電話に出る事にした。

「なに?」

私は自分の声で怒っている事を伝えようとする。

「お前、何やってんの?」

一安の声は完全に寝起きだ。

「別に何もやってない」

私はこの会話の間に、勝手に帰った言い訳を考えていた。

「じゃぁ早く戻ってこいよ、勝手に帰んのとかホントやめろよ」

一安は私が怒ってる事を、あまり気にしていない様子だった。

「わかったこれからは勝手に帰らない。だってもう、遊ばないから」

「わかったよ、もういいから早く戻ってこいよ」

「だから、行かないよ戻んない」

「お前もう面倒臭いから、早くして」

そんな会話を、二人でいつの間にか笑いながらしながらしていた。

「じゃぁ、あゆも行くから一安も来て、どの道を通るかは言わないから逢えなかったら、遊ばない」

「は?もうそういうの面倒臭いから、さっさとこいよ」

面倒臭いと何度も繰り返す一安。

だんだん、私も面倒臭くなってきた。

だから、私は素直に戻る事にした。

私が自転車で一安の家に向かっていると、遠くの方から一安がこっちに向かって歩いてきた。

どんどん接近してくる一安の顔は、恥ずかしそうな、優しい笑顔だった。

「ほら」

そう言って一安は、手に持っていた物を私に渡してきた。

それは、その時私が1番好きだったお菓子だった。

だから、私の顔も笑顔になった。

凄く嬉しくて、そのお菓子は食べずにしまっておいた。

お菓子は、腐ってしまい食べれなくなってしまった。

そしてまた、私は一安に怒られた。

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