夜空の宝石
ねぇ…みてごらん。
あの星達を…。
あのコ達は何千年も前から光り輝く…。
なんの為に輝くの?
ソレに意味は有るの?
さぁ…解らない。でも確かな『モノ』。
君も夜空を見上げるのが好きだったでしょう。
…僕は星のように光り輝く事は出来ない。
解ったんだ…しょせん僕は出来損ない。
光になれない…。
違う…なれないんじゃない。
なろうとしないから。
君は原石だから、磨けば宝石になれる。
どうして磨かないの?
恐いからさ…僕が宝石になれる確率は100%じゃない。
もしも無理だったら?そもそも原石じゃなかったら?
そう考えると磨けない。
そう…あっ!流れ星。
星降る夜には願いを。
どうか、現実が嘘でありますように。
…何を願ったの?
ヒミツさ…さぁ、もう時期に夜が明ける。
帰ろう…。
帰るべき場所に……。
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