携帯小説!(PC版)

夜空の宝石

[331]  マリオネット  2009-03-19投稿

ねぇ…みてごらん。
あの星達を…。
あのコ達は何千年も前から光り輝く…。

なんの為に輝くの?
ソレに意味は有るの?
さぁ…解らない。でも確かな『モノ』。

君も夜空を見上げるのが好きだったでしょう。

…僕は星のように光り輝く事は出来ない。
解ったんだ…しょせん僕は出来損ない。

光になれない…。

違う…なれないんじゃない。
なろうとしないから。
君は原石だから、磨けば宝石になれる。
どうして磨かないの?
恐いからさ…僕が宝石になれる確率は100%じゃない。
もしも無理だったら?そもそも原石じゃなかったら?
そう考えると磨けない。

そう…あっ!流れ星。
星降る夜には願いを。
どうか、現実が嘘でありますように。

…何を願ったの?

ヒミツさ…さぁ、もう時期に夜が明ける。

帰ろう…。
帰るべき場所に……。

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