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すべてが運命なら

[206]  春樹  2009-03-19投稿
私は一安に何かあったのかと心配だった。

布団に潜り一安の友達に電話をして一安を探して欲しいと頼もうとした時。

一安の家の電話が鳴った。

もう夜中の3時だった。

一安のお父さんは急いでその電話に出た。

隣の部屋で電話をしているお父さんが激怒し始めた。

電話の相手は警察だった。

一安と弟は自転車を盗み帰って来る途中で警察に止められ、自転車を盗んだ事がばれて、3時間近く警察に居たらしい。

お父さんが電話を切ると、お母さんも私も起き上がった。

「今から送ってくるって、ふざけてるよな、3時間も連絡しないで」

お父さんの怒りは治まらない。

そして、15分後一安と弟が帰って来た。

一安と弟はお父さんに怒られて、私が待っていた部屋に戻ってきた。

お父さんは一安と弟を送ってきた警察官に3時間も連絡しないのは、非常識だと怒鳴っていた。

部屋に戻ってきた一安を見て、安心したのか私の目から、涙が流れ落ちた。

一安は笑いながら泣いている私の頭を優しく撫でてくれていた。

「泣いてんじゃねーよ」

私は、まだ一安を好きなんだと気付いた。

「泣いてんじゃねーよ」

私と一安の様子を見た、一安のお母さんも一安と同じ様に、笑いながらそう言った。

そこに一安のお父さんが戻ってきた。

「お父さん、あゆ泣いてんだって」

お母さんが笑いながらお父さんにいった。

「泣いてんじゃねーよ」

お父さんもそう言って笑顔になった。

一安の弟も隣で笑っていた。

私にも居場所があったと気付いた。

落ち着いた私は一安の友達に電話をした事を言い。

「皆、心配してると思うから一安から大丈夫だよって電話して」

「いいけどチャリンコ窃盗って、すげーだせぇんだけど」

そう言いながら、一安は渋々友達に電話をした。

その日の夜は、とても長く感じた。

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