?崖淵斜陽館21
魔物が住まう、崖淵斜陽館、今宵は如何なるお客様が、おいでに成りますでしょうか。
時代は幕末、貧乏浪人が海辺で釣り糸を垂らしていた。
「仕官も出来ない、傘張りの仕事だけでは、暮らして行けないしな、どうしたもんかな」
最早、長屋の家賃も、かなり滞納していた。
釣り処では無かったのだか、食事にも在り付けない状態で釣りをしていたのでございます。
其所へ、見慣れぬ透明な瓶が波で、近くに打ち寄せられた。
貧乏浪人は売れるかと思い、漂流していた透明な瓶を竹の釣り竿で引き寄せたのだった。
透明な瓶の中にはピンクの液体が入っており、コルクの蓋がしてあった。
売るには、惜しい感じがして、蓋を開けた瞬間だった。
ピンクの液体が気体に変わり瓶から飛び出ると、大きな魔人が現れた。
浪人は驚きの余り腰を抜かした。
魔人「よくぞ開けてくれた、願いを3つ叶え様」
浪人「助けて〜」
ハイズリながら、目の前の恐怖から逃げ出した。
魔人は、欲の無い奴だなぁと、一つ呪文を唱えると、空高く消えてしまった。
魔人の言葉が浪人には伝わらなかったのだ。
しかし、貧乏浪人が長屋に帰ると、温かな食事が用意されていた。
翌日、ひょんな事から志願が叶ってしまった。
魔人は、助けての意味を広く捕えたのだろうか。
次のお客様は、貴方かも知れません。
崖淵斜陽館から、低く笑い声が木霊した。
時代は幕末、貧乏浪人が海辺で釣り糸を垂らしていた。
「仕官も出来ない、傘張りの仕事だけでは、暮らして行けないしな、どうしたもんかな」
最早、長屋の家賃も、かなり滞納していた。
釣り処では無かったのだか、食事にも在り付けない状態で釣りをしていたのでございます。
其所へ、見慣れぬ透明な瓶が波で、近くに打ち寄せられた。
貧乏浪人は売れるかと思い、漂流していた透明な瓶を竹の釣り竿で引き寄せたのだった。
透明な瓶の中にはピンクの液体が入っており、コルクの蓋がしてあった。
売るには、惜しい感じがして、蓋を開けた瞬間だった。
ピンクの液体が気体に変わり瓶から飛び出ると、大きな魔人が現れた。
浪人は驚きの余り腰を抜かした。
魔人「よくぞ開けてくれた、願いを3つ叶え様」
浪人「助けて〜」
ハイズリながら、目の前の恐怖から逃げ出した。
魔人は、欲の無い奴だなぁと、一つ呪文を唱えると、空高く消えてしまった。
魔人の言葉が浪人には伝わらなかったのだ。
しかし、貧乏浪人が長屋に帰ると、温かな食事が用意されていた。
翌日、ひょんな事から志願が叶ってしまった。
魔人は、助けての意味を広く捕えたのだろうか。
次のお客様は、貴方かも知れません。
崖淵斜陽館から、低く笑い声が木霊した。
感想
- 2072: 時空も国境も越える崖渕ワールド。言葉が通じなかった所があれれ?って感じで面白いです。(^-^)by/Rei [2011-01-16]
- 2073: あ、…失礼。字の変換ミスってました(T_T)Rei [2011-01-16]
- 2074: Reiさん、何時も有難うございます。しかも言葉が通じないに主体を置いてました。只、下手なだけです(ノ゜O゜)ノちょっとだけ、時代を遡りました。by/aki [2011-01-16]
- 2164: う〜ん…私の書くものより1000倍は面白いと思いますよ(^-^) by/Rei [2011-01-16]
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