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ギャラクシーラリー19

[434]  フェイ  2009-03-20投稿
ナミエさんが現れて、早速言った。

こういうのは、思い立ったが吉日ね。合宿をしましょう。もちろん事務所にはナイショよ。ボランティアだから。

2日後には、三人はナミエのツテでスタジオにいた。
この人達は凄すぎる…。

「ちょっ、ちょっと休憩しませんか…」

クミは息を切らせてやっと言った。もう三時間は歌い、踊りっぱなしだった。

「ん、じゃあ、ちょっと休みましょうか」

ナミエは涼しい声で言う。
アユミは「そうね」と言いつつ、自分の踊りを鏡でチェックしていた。

クミは気が遠くなった。

化け物だ…この二人…。

朝イチで集まり、皆で詩を書いて、曲をつけた。それに合わせて振りを付けて稽古をしていたのだが、クミはこんなにハードだとは思わなかった。

「問題は発表する場ね…」

アユミが呼吸を整えながら言う。ナミエの眼が妖しく光る。

「ギャラクシーラリーって知ってる?」ナミエは言った。

「あぁ、名前は聞いた事がありますよ。何か車のレースでしょう?」アユミの呼吸は既に正常だった。

「えっ、レースに出るんですか?」クミは、まだ息を切らせて言う。クミも名前位は聞いた事があった。

「ん〜。何か、マイナーな大会だけど、ひたすら走る人達を応援するのもいいかなって。まぁ出てもいいけど」とナミエ。

「あっ、それいいっすね」
アユミが軽く言う。

こうして、三人の歌姫は大会に華を添える事となった。

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