すべてが運命なら
そのまま二人で話していると、一安が
「未来予想図||って歌知ってる?」
聞いてきた。
「うん」
私は答えた。
「知ってんの?じゃぁ今度歌ってよ」
一安のテンションが上がる。
「うん」
私もなんだか楽しくなった。
もう誕生日は終わっていたが、私は一安にお願いした。
「帰るとき、HAPPY BIRTHDAYフカシて」
私が一安にした始めての願いだった。
「無理だよ。音が一定だから変だろ」
即答で断られた。
「馬鹿」
そんな風に30分位話した。
「じゃぁ、もう俺帰るよ」
「うん、バイバイ」
「はい、じゃぁね」
私は、もしかしたらフカシてくれるかもしれないと、少し期待しながら一安が見えなくなるまで見送った。
でもやっぱりフカシてくれず、もうすぐ一安が見えなく時
一安がブレーキランプを五回点滅させた。
そのまま一安は見えなくなった。
「だから、聞いたんだ」
私は一人でつぶやいた。
なんだか恥ずかしくなってきて、急いで家に帰った。
それからは、逢う度に一安はそうして帰って行った。
私は見たとは言わなかったし、一安も見たかと聞いては来なかった。
「未来予想図||って歌知ってる?」
聞いてきた。
「うん」
私は答えた。
「知ってんの?じゃぁ今度歌ってよ」
一安のテンションが上がる。
「うん」
私もなんだか楽しくなった。
もう誕生日は終わっていたが、私は一安にお願いした。
「帰るとき、HAPPY BIRTHDAYフカシて」
私が一安にした始めての願いだった。
「無理だよ。音が一定だから変だろ」
即答で断られた。
「馬鹿」
そんな風に30分位話した。
「じゃぁ、もう俺帰るよ」
「うん、バイバイ」
「はい、じゃぁね」
私は、もしかしたらフカシてくれるかもしれないと、少し期待しながら一安が見えなくなるまで見送った。
でもやっぱりフカシてくれず、もうすぐ一安が見えなく時
一安がブレーキランプを五回点滅させた。
そのまま一安は見えなくなった。
「だから、聞いたんだ」
私は一人でつぶやいた。
なんだか恥ずかしくなってきて、急いで家に帰った。
それからは、逢う度に一安はそうして帰って行った。
私は見たとは言わなかったし、一安も見たかと聞いては来なかった。
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