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すべてが運命なら

[206]  春樹  2009-03-20投稿
そのまま二人で話していると、一安が

「未来予想図||って歌知ってる?」

聞いてきた。

「うん」

私は答えた。

「知ってんの?じゃぁ今度歌ってよ」

一安のテンションが上がる。

「うん」

私もなんだか楽しくなった。

もう誕生日は終わっていたが、私は一安にお願いした。

「帰るとき、HAPPY BIRTHDAYフカシて」

私が一安にした始めての願いだった。

「無理だよ。音が一定だから変だろ」

即答で断られた。

「馬鹿」

そんな風に30分位話した。

「じゃぁ、もう俺帰るよ」

「うん、バイバイ」

「はい、じゃぁね」

私は、もしかしたらフカシてくれるかもしれないと、少し期待しながら一安が見えなくなるまで見送った。

でもやっぱりフカシてくれず、もうすぐ一安が見えなく時

一安がブレーキランプを五回点滅させた。

そのまま一安は見えなくなった。

「だから、聞いたんだ」

私は一人でつぶやいた。

なんだか恥ずかしくなってきて、急いで家に帰った。

それからは、逢う度に一安はそうして帰って行った。

私は見たとは言わなかったし、一安も見たかと聞いては来なかった。

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