desteny??
麗華をタクシーに乗せ、見送ると、私と茉莉子は、再び、クラブに戻った。時間は、三時を過ぎていた。
「麗華、凄く飲んでたもんね。淳の例の彼女を見て、テンション上がっちゃったのかもね?」
茉莉子は、酔い直すとばかり、薄いカクテルを飲み干して言った。
「突然だったし、私もビックリだった・・・。声掛けられるなんて、思ってもみなかったし。」
「あんなに、ハッキリ、淳は、私の物だから!って言うのも、ビックリだよね?ほんと。淳も、モテモテだねぇ。高校の時は、皆、淳が香里と付き合ってる事知ってたし、他に淳の事良いって言ってる子の話も聞かなかったのにね。」
私と別れて、淳は変わった。お洒落になった。垢抜けて行ったのだ。
「私が、邪魔してたのかなぁ?淳、本当は、もてるのに。」
「そうじゃ無いと思うよ。」
茉莉子は、私に気を遣う様に言った。
不意に、DJブースを見ると、淳が、レコードを回し、プレイしていた。
「淳が、回してる・・・。」
「あ、ほんと!」
私と茉莉子は、DJブースの淳に釘付けになった。R&Bのレコードを回す淳は、私の知っている、高校生の時の淳とは、明らかに違って見えた。
「淳、格好良いじゃん!」
茉莉子は、目を見開いて、興奮気味に、音楽に合わせて、体を揺らした。
「う、うん・・・。」
私も、ブースの淳に目が釘付けになっていた。あの彼女に淳を渡したく無かった。
十五分後、淳のプレイが終わった。腕時計を見ると、時間は三時半になっていた―
「麗華、凄く飲んでたもんね。淳の例の彼女を見て、テンション上がっちゃったのかもね?」
茉莉子は、酔い直すとばかり、薄いカクテルを飲み干して言った。
「突然だったし、私もビックリだった・・・。声掛けられるなんて、思ってもみなかったし。」
「あんなに、ハッキリ、淳は、私の物だから!って言うのも、ビックリだよね?ほんと。淳も、モテモテだねぇ。高校の時は、皆、淳が香里と付き合ってる事知ってたし、他に淳の事良いって言ってる子の話も聞かなかったのにね。」
私と別れて、淳は変わった。お洒落になった。垢抜けて行ったのだ。
「私が、邪魔してたのかなぁ?淳、本当は、もてるのに。」
「そうじゃ無いと思うよ。」
茉莉子は、私に気を遣う様に言った。
不意に、DJブースを見ると、淳が、レコードを回し、プレイしていた。
「淳が、回してる・・・。」
「あ、ほんと!」
私と茉莉子は、DJブースの淳に釘付けになった。R&Bのレコードを回す淳は、私の知っている、高校生の時の淳とは、明らかに違って見えた。
「淳、格好良いじゃん!」
茉莉子は、目を見開いて、興奮気味に、音楽に合わせて、体を揺らした。
「う、うん・・・。」
私も、ブースの淳に目が釘付けになっていた。あの彼女に淳を渡したく無かった。
十五分後、淳のプレイが終わった。腕時計を見ると、時間は三時半になっていた―
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