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プレゼント(前)

[839]  キユデヒ  2009-03-22投稿
雨か…。
今日あたり、大雨になるようだ…。
長老が言ってた…。

町はにぎやかで
のどかで…。
人口47人…。

少ない人間の絆…。
団結し暮らしている…。

いつものように皆、仕事に励み、汗を流し日々、生きる…。

町の長老はいつも、
あの高台にある洞窟に向かい何かをしている…。

誰も知らない秘密…。
長老以外は…。
あの洞窟には誰も入れない…。

僕は凄く気になっていたが誰もその話題には触れなかった…。
いや、触れてはいけない何かがあるに違いない…。

町の不思議…。
それはこの町からは
誰も出たことがない事。
この町に外部から誰も来た事がない事…。
謎だられ…。
自給自足の生活…。
この町がいつ出来て…。
住人はどこから来たのか?誰も知らない…。

僕は気になりだすとわかるまで調べたい主義…。

思い切って長老に聞いてみた…。

長老「……。」
何を聞いても長老は答えてくれなかった…。

その夜―。
僕は家を抜け出し息を殺しながらあの洞窟に向かった…。
頑丈な扉があり中には入れない…その時!

誰かが近づいて来た!
僕は隠れた…。

長老だった…。
長老は鍵を開け中へ…。
よし!僕もこっそり中へ!
中は何故か暖かく
細長い通路になっていた…。
気づかれないように後をつけた…。

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