存在?
あたし達四人はバドミントン部に入った。バド部は例年女子に人気が高かったのだが、あたし達の年はあたし達四人だけだった。でもあたしはそれが嬉しかった。もともと友達を作ることが目的で入った訳じゃないし、ただ菜々子達が入るって言い出して一人になるのが嫌だったから入っただけだし。こんな心構えで入部したあたしが部活を長く続けれる訳がなく、夏休みに入ってもないのにさぼりぐせが着いていた。たまに部活に行くと技術の差がついていて、本気で行きたくなくなっていた。だけど母に辞めたいって言えないまま夏休みを迎えた。終業式が終わり今日も部活を休み、真っ直ぐ家に帰ると夏休みの幕開けにはふさわしく無い事が待ち構えていた。
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