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夫の浮気4

[470]  K子  2009-04-04投稿
私は夫の相手が誰だか聞いた。
「誰?」
「私の知っている人? 知らない人?」
「何処に住んでるの?」
「何歳?」

「君の知らない人だよ」
「仕事関係で知り合ったんだ」
「たまたま、魔が刺しただけなんだ」
「惚れていたわけじゃない」

「いつ?」
「どこで知り合ったの?」
夫は観念したように重い口を開いた。
「賀詞交歓会の時に名刺交換したんだ」
「○○社のAさん」
「なら、出席名簿に載ってるわね?」
「・・・」

夫の眉毛が少し動いた。

「貴方は何度も謝って、私が一番大事だって言ってた。」
「でも、また私を騙してる。ねぇ、楽しい?」
「・・・」
「判ったわ、貴方から真実を聞くことができないなら、自分の足で真実を探すから」
「・・・」
「貴方にとって何が一番大切なのかちゃんと考えたほうがいいわよ。」
「私に怖いものなんてないのよ!!!」

暫くして夫はボソボソと話し出した。
夫の愛人は「サワイ シュウコ」と言った。

「信じてくれ僕は君を愛してるんだ」
「君が一番大切なんだ」
と何度も繰り返している・・・

「サワイ シュウコ」は
夫が経営する会社の従業員だった!

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