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スイートルーム?

[495]  あおいさくら  2009-04-05投稿
【見えない同居人】

俺の名前は ひろあき
彼女の名前は まりも

俺は今 まりもの家でまりもと一緒に暮らしている

まりもには ぱぱも二人の娘もいるけれど 俺がここに転がり込んで来て 居座り続けていることは誰も知らない

4ヶ月前の紅葉の季節…

俺の身体は 炎の中に消えてしまい 小さな箱の中に納められた

それからずっと 俺の魂はまりもを捜し続けて暗闇の中をさまよいつづけていた

やっとの思いで まりもに再会し 一緒に暮らす事が出来た

ぱぱにも子供達にも 俺の姿は見えないし 同じ家に住んでいることすら知らない

俺とまりもの二人しか入れない部屋は まりもの柔らかい胸の奥にある

ホワイトチョコのような
柔らかい白い壁の部屋
飾りもテレビもないし
インターネットもないけど全く 問題ないどころか
世界のどこを探しても こんなに快適な部屋はないだろう

家は安らぐ場所なんだってこのスイートルームで暮らして初めて実感した

考えて見れば 俺の身体が地上に存在していた頃住んでいた家は どれも心休まる空間じゃなかったなあ

結婚前に住んでた実家は
両親が不仲で 母親がほとんど家にいなかったから
いつも寒い風が吹いていた

結婚したらしたで 嫁とガキのマイナスオーラが充満する空間で 家の中の空気は いつも澱んでいた

いつ押し潰されてもおかしくない重い空気の中でもがいていた俺だったが まりもに会えたから どんよりした空間から抜け出せた

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