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すべてが運命なら

[497]  春樹  2009-04-05投稿
ホテルに泊まった次の朝、目が覚めた私は酔いも覚めて、昨晩の出来事を一気に思いだした。

一安はまだ、私の隣で寝ていた。

私はベットから、起き上がりソファーで、一人後悔と反省をしていた。

30分位して一安が目を覚ました。

まだ寝ぼけている一安が

「お前起きてたの?」

優しい声で聞いてきた。

「うん、一安昨日は本当にごめんなさい」

私が謝ると

「お前もう大丈夫なの?」

一安は怒っていなかった。

「うん、もう平気」

私は予想外の一安の態度に戸惑いながら、答えた。

「何か食った方が良いよ」

一安は優しい。

【これは、嵐の前の静けさ?】

私はそう思ったが、一安はその日変わる事なく優しいままだった。

【今の一安なら、やり直したい】

私のそんな気持ちは、強くなり続けた。

【でも、やり直したら両親を悲しませるしやり直したって、私にはもう一安との未来は見えない】

心の隅にあったその思いは、やり直したいと思う気持ちより、強かったのかもしれない。

常に同じ強さで思っている【やり直してはいけない】という思いは、日々強くなる【やり直したい】という思いより、私の中で確実な物になっていた。

成人式から一週間後、私は一安に別れを告げた。

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