叫ぶ意味
どんなに叫んだって通じない想いは
心にそっと封じ込めるんじゃなくて
あきらめるんじゃなくて
ただがむしゃらに最期まで
伝わる必要なんてないんだ
叫ぶことに意味があるんだ
未来永劫に届きはしないけど
克服することはできないけど
あたしは一人だって
孤独はいつも恐ろしくて
耳をふさいでうずくまりたくなるけど
でもその状態でも構わないから
叫ぶことだけはやめないで
悲しみを叫んだって
痛みを叫んだって
絶望を叫んだって
人が寄って来ないのは知ってるけど
それでもぬぐいきれないつらい気持ちは
誰もが持っているはずだから
誰か一人
たった一人でいいから理解者を見つけられればいい
時間がかかったって
のどが枯れたって
叫び続けて
涙を流してもいいから
あなたの孤独を叫び続けて
私ももう
ずっと叫んでいるんだよ
止まらない激情を
垂れ流してむせび泣いて
でも生きてるから
その事が嬉しい
寂しいけど嬉しい
だからやっぱり叫び続けるんだ
たった一人でも
私は、ここにいるって。
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