天使の碧い糸?
「…誰?アンタ。」
彼はそう言うと怪しげに私を見た。
そりゃそうだ。見知らぬ奴が隣にいたら誰だって怪しむ。
だから、私は彼が少しでも安心できる様に満面の笑みを作った。いわゆる「営業スマイル」ってやつだ。
「はじめまして。私は天上界から派遣された天使です。貴方の魂を回収しに此処へやって参りました。」
私は目をつむってマニュアルに書いてあった通りの自己紹介をする。
いつもならココで回収者は動揺する…ハズ…なのだが…
反応ナシ。
何で!!?と思って目を開けると、彼はなんと読書をしていた。
「ちょっと!!私の話聞いてる!?」
「うるせーな。聞いてるよ。お前は天使なんだろ。」
…な!!何で!!?
動揺どころか、私…軽くあしらわれてる!!?
「……えっと…」
逆に動揺してしまった私に、彼はこう言い放った。
「次の台詞、忘れたのかよ。天使さん??」
「…な!!違うわよっ!」
「では続きをどうぞ。」
「…」
「やっぱり忘れてんじゃん」
そう言うと、彼は真直ぐに私の目を見た
「なぁ、アンタ。俺は、お前が“人間じゃない”のは認める。扉がない所から侵入できた位だしな。…だけど、お前は来る場所を間違えてる。
残念な事に…俺は来週退院だ。」
彼はそう言うと怪しげに私を見た。
そりゃそうだ。見知らぬ奴が隣にいたら誰だって怪しむ。
だから、私は彼が少しでも安心できる様に満面の笑みを作った。いわゆる「営業スマイル」ってやつだ。
「はじめまして。私は天上界から派遣された天使です。貴方の魂を回収しに此処へやって参りました。」
私は目をつむってマニュアルに書いてあった通りの自己紹介をする。
いつもならココで回収者は動揺する…ハズ…なのだが…
反応ナシ。
何で!!?と思って目を開けると、彼はなんと読書をしていた。
「ちょっと!!私の話聞いてる!?」
「うるせーな。聞いてるよ。お前は天使なんだろ。」
…な!!何で!!?
動揺どころか、私…軽くあしらわれてる!!?
「……えっと…」
逆に動揺してしまった私に、彼はこう言い放った。
「次の台詞、忘れたのかよ。天使さん??」
「…な!!違うわよっ!」
「では続きをどうぞ。」
「…」
「やっぱり忘れてんじゃん」
そう言うと、彼は真直ぐに私の目を見た
「なぁ、アンタ。俺は、お前が“人間じゃない”のは認める。扉がない所から侵入できた位だしな。…だけど、お前は来る場所を間違えてる。
残念な事に…俺は来週退院だ。」
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