切恋3‐setukoi‐
‘友達’って,辛い。
―――――…………
―月曜日―\r
「…っ何それっ!春どうかしてるよ…」
あれから土日を挟んで,月曜日 紫乃は恵に全てを話していた。
「うん…正直辛いよ…?嫌いって言われるより,伝わんないってすごく辛い。家でも泣いちゃったし…」
「当たり前だよ…っあんな返事返されたら誰だっ…て…」
恵は言葉を濁した。目の前には今にも泣きそうな紫乃の姿があった。
「…けっ…いに…聞いて…ほ,しっ…かったの…」
「…うん…辛いよね…分かる…分かるよ」
紫乃は泣いた。ここが教室であることも忘れて 子供みたいに泣き続けた。
「…好きなのに…っ」
―――――…………
―春SIDE―\r
月中 春,14歳。正直言って自分でも格好良いって思ってる。俺モテるし?告白なんかも結構受けちゃってる男子。そんな俺が人を好きになるとか有り得ないって思ってた。…思ってたんだ。本当に。
「…しゅ,ん…?」
ただ。まだ好きじゃない。この俺だぞ?そんな声で名前呼ばれても ドキッとも来ないし。でも…
「…友達じゃないと…駄目なんだよ…」
こいつからの‘好き’はなんだか気になる。今までただの友達だったのに…気が狂う。そうだ,熱でもあるんだ。きっとそう。
「…好きなのに…っ」
ドキッ
胸がなんだか騒いでる。同じクラスって嫌だ。聞きたくなくても聞こえてしまう。
ドキッとしたのも熱のせい。そう言えば顔が熱い。風邪引いたんだ。
…きっとそう…
「なんだよこれ…俺は知らねえ…知らねえぞ…」
―――誰か 俺の風邪を治して下さい。
―――――…………
すれ違いって,哀しい。友達が 良かったのかな…
―好き―\r
今日も空が滲んでいる。
‐3END‐
―――――…………
―月曜日―\r
「…っ何それっ!春どうかしてるよ…」
あれから土日を挟んで,月曜日 紫乃は恵に全てを話していた。
「うん…正直辛いよ…?嫌いって言われるより,伝わんないってすごく辛い。家でも泣いちゃったし…」
「当たり前だよ…っあんな返事返されたら誰だっ…て…」
恵は言葉を濁した。目の前には今にも泣きそうな紫乃の姿があった。
「…けっ…いに…聞いて…ほ,しっ…かったの…」
「…うん…辛いよね…分かる…分かるよ」
紫乃は泣いた。ここが教室であることも忘れて 子供みたいに泣き続けた。
「…好きなのに…っ」
―――――…………
―春SIDE―\r
月中 春,14歳。正直言って自分でも格好良いって思ってる。俺モテるし?告白なんかも結構受けちゃってる男子。そんな俺が人を好きになるとか有り得ないって思ってた。…思ってたんだ。本当に。
「…しゅ,ん…?」
ただ。まだ好きじゃない。この俺だぞ?そんな声で名前呼ばれても ドキッとも来ないし。でも…
「…友達じゃないと…駄目なんだよ…」
こいつからの‘好き’はなんだか気になる。今までただの友達だったのに…気が狂う。そうだ,熱でもあるんだ。きっとそう。
「…好きなのに…っ」
ドキッ
胸がなんだか騒いでる。同じクラスって嫌だ。聞きたくなくても聞こえてしまう。
ドキッとしたのも熱のせい。そう言えば顔が熱い。風邪引いたんだ。
…きっとそう…
「なんだよこれ…俺は知らねえ…知らねえぞ…」
―――誰か 俺の風邪を治して下さい。
―――――…………
すれ違いって,哀しい。友達が 良かったのかな…
―好き―\r
今日も空が滲んでいる。
‐3END‐
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