携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> すべてが運命なら

すべてが運命なら

[182]  春樹  2009-04-07投稿
一安に別れを告げてから、一ヶ月。

一安と逢わなくなってから、私の夜は暇になり、毎日一人自分の部屋で、お酒を飲んで一安の事を思い出さない様にしていた。

二月十日、その日の夜も一人でお酒を飲んで居ると、弟が私の部屋に入ってきて、恋の相談を話し始めた。

弟は自分の相談を終えると

「お姉ちゃんは、悩み無いの?」

そう聞いてきた。

「あるけど、悩んでもしょうがない事だから、結論出てるし」

私の悩みは、一安に逢いたいと思う気持ちを、抑えるのが辛い事だった。

「じゃぁ、ちょっと言ってみてよ」

弟は、私の悩みを聞きたがった。

「逢いたい人が居るんだけど、逢ったら後悔するから、逢わないって結論だしたんだよ」

本当は、結論なんて出ていなかったが、あまり一安の事を思い出さない様に、私は話しを短縮した。

「え?お姉ちゃんは逢いたいんでしょ?逢いたい事が、やりたい事なら、やっても後悔しないんじゃないの?」

まだ14歳の弟が言った率直で、在り来たりだが、純粋な言葉が私の心に、変化を与えた。

「そうだね。あゆの心はいつの間に年取っちゃったんだろうね、やりたい事したら後悔したっていいよね」

私は今、自分の気持ちを抑えられないなら一安に逢おうと思った。

そして今、一緒に居たいなら、やり直そうと思った。

私は決心して、一安に電話した。

感想

感想はありません。

「 春樹 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス