desteny??
淳が帰った後、私は、クラブ近くの大通り沿いの歩道で、何も考えられ無い位に、頭が真っ白になった状態で、佇んでいた。
十分程経っただろうか―\r
タクシーを拾う為に、手を挙げた。深夜だと言うのに、まだクラブ近くには、沢山の人が歩いて居た。
直ぐにタクシーが私の前に停車し、私は、家路に着いた―\r
翌日の晩―\r
学校へ行って、真っ直ぐに家に帰った―\r
淳からも、連絡は無かった。あの後、彼女の家に寄って、彼女の様子はどうだったのか・・・。報告も無かった。夕飯を済ませ、そそくさと、私は、自分の部屋に籠った―\r
午後十時―
携帯電話が鳴っていた― 何もせずに、机に向かい、ぼっとしていた私は、携帯電話が光るのに気が付いた。
着信は、麗華からだった。昨日、ちゃんと家に帰ったのかも気になり、人と話したい気分で無かったが、電話を取る事にした。
「もしもし、麗華?昨日、ちゃんと帰ったの?心配してたんだよ、酔ってたし。」
「うん・・・、タクシーに乗ったら酔いが覚めちゃって。彼に連絡したら、まだ起きててね・・・、二人で、バーで少し飲んで、彼の家に、初めて泊まったの。そんな事より、淳と話したんでしょ?さっき、淳に電話したんだけど、直ぐ、切られちゃってさ。ちゃんと話、聞け無かったのよ。」
少し、ホッとした。淳から、先に、麗華が話を聞いていたら、私がフラ付いた事や、彼女が、向精神薬を飲んだ事など、逆鱗に触れそうだったからだ。
「彼の家に寄ってたんだ・・・。でも、無事で良かった。かなり、酔ってたし、ちゃんと帰ったか、茉莉子も、心配してたんだよ?あっちゃんと話はしたよ。それは、聞いたんでしょ?あっちゃんから。」
麗華が、淳にどこまで話を聞いたのかが、気になった。
「香里と話したって言うのは言ってたんだけど、内容を聞いても、ハッキリ言わないのよね〜。少し話して、またな!って帰ったって言うだけなのよ。仕事中だから、また電話するわ。って切られちゃったの。」
淳は、昨日の出来事を、麗華にも、詳しく話さないつもりだと私は、受け止めた。麗華や、茉莉子にも、話さずに私と淳の心の中だけに、留めて置こうと、淳も、私にサインを出している気がした。
「他愛も無い話しただけで終わっちゃったの・・・。何か、謝に構えて、損しちゃった感じだった。淳、彼女の事、大事みたいだし、別れたい、とは言ってたけど、どうかなぁ?」
他人事の様に、私は、麗華に話した。
十分程経っただろうか―\r
タクシーを拾う為に、手を挙げた。深夜だと言うのに、まだクラブ近くには、沢山の人が歩いて居た。
直ぐにタクシーが私の前に停車し、私は、家路に着いた―\r
翌日の晩―\r
学校へ行って、真っ直ぐに家に帰った―\r
淳からも、連絡は無かった。あの後、彼女の家に寄って、彼女の様子はどうだったのか・・・。報告も無かった。夕飯を済ませ、そそくさと、私は、自分の部屋に籠った―\r
午後十時―
携帯電話が鳴っていた― 何もせずに、机に向かい、ぼっとしていた私は、携帯電話が光るのに気が付いた。
着信は、麗華からだった。昨日、ちゃんと家に帰ったのかも気になり、人と話したい気分で無かったが、電話を取る事にした。
「もしもし、麗華?昨日、ちゃんと帰ったの?心配してたんだよ、酔ってたし。」
「うん・・・、タクシーに乗ったら酔いが覚めちゃって。彼に連絡したら、まだ起きててね・・・、二人で、バーで少し飲んで、彼の家に、初めて泊まったの。そんな事より、淳と話したんでしょ?さっき、淳に電話したんだけど、直ぐ、切られちゃってさ。ちゃんと話、聞け無かったのよ。」
少し、ホッとした。淳から、先に、麗華が話を聞いていたら、私がフラ付いた事や、彼女が、向精神薬を飲んだ事など、逆鱗に触れそうだったからだ。
「彼の家に寄ってたんだ・・・。でも、無事で良かった。かなり、酔ってたし、ちゃんと帰ったか、茉莉子も、心配してたんだよ?あっちゃんと話はしたよ。それは、聞いたんでしょ?あっちゃんから。」
麗華が、淳にどこまで話を聞いたのかが、気になった。
「香里と話したって言うのは言ってたんだけど、内容を聞いても、ハッキリ言わないのよね〜。少し話して、またな!って帰ったって言うだけなのよ。仕事中だから、また電話するわ。って切られちゃったの。」
淳は、昨日の出来事を、麗華にも、詳しく話さないつもりだと私は、受け止めた。麗華や、茉莉子にも、話さずに私と淳の心の中だけに、留めて置こうと、淳も、私にサインを出している気がした。
「他愛も無い話しただけで終わっちゃったの・・・。何か、謝に構えて、損しちゃった感じだった。淳、彼女の事、大事みたいだし、別れたい、とは言ってたけど、どうかなぁ?」
他人事の様に、私は、麗華に話した。
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