携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> エルファ・人形残酷物語14

エルファ・人形残酷物語14

[354]  ぐうりんぼ  2009-04-08投稿
 子供人形たちは食事の真っ最中。

 各自、絨毯の上にデーンと腰を下ろして哺乳瓶でミートスープをちゅぷちゅぷ飲んでいる。

 その様子を…

 隠しカメラが捉えていた。

 モニターで食事の様子を見入っている一同。

 子供人形たちの…

 あまりにも行儀の悪さにスザンヌや、部下のガーネットは苦笑い。

 スザンヌは画面をチェックしながら、記録用紙を書いている。

 プツリ。

「あら、映像が途絶えたわ。どうしたの?」

 慌てるスザンヌ。

 手際良く、ジャックが機器を操作する。

「こりゃあ…(機器を操作しながら)エルファがカメラのスイッチを切ったのかも」

「カメラ、見つかっちゃったのかしら?」

 マルシアの推測。

「多分、ですね」


 ―――――――――\r

「カクシカメラダワ。
 ジャックノ、クズヤローノ、シワザネ」

 カメラを外して叩き壊すエルファ。

 部屋の周囲を見回していた時…

 偶然にも、隠しカメラを見つけのだ。

 自分たちの行動を、愚かな人間どもに監視されている。

 エルファは怒り心頭になる。

 人間…

 見るだけでも、反吐が出そうな存在である。

 野蛮で…

 頭悪くて…

 ああ、嫌だ嫌だ!

「ミャミャー」

 1体の子供が声をかけて来た。

「キディ」

「ミャミャー」

 哺乳瓶を差し出すキディ。

「オマエ、マダ、ノンデナイノ?」

「ミャミャー」

 自分の口に指をさすキディ。

 飲ませてと言う催促である。

 エルファはカッとなった。

「オマエハマダ、ソンナ、アマッタレタコト、イッテルノカ?」

「ミャミャー」

「ジブンデ、ノミナサイ」

「ミャミャー」

「ダメ、ジブンデ、ノメ」

「ミャミャー」

 泣きそうな顔をし始めるキディ。

感想

感想はありません。

「 ぐうりんぼ 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス