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殺す探偵 2

[586]  joker  2009-04-08投稿
都会からそう遠くはないが自然が豊かであるという、とても良い土地、それが
大富豪、本郷廉太郎(ほんごう れんたろう)の屋敷のある場所である。
しかし本郷邸の敷地内は、自然などお構い無しであるゴルフ場やら何やら、人工の印象を強く受ける。
そこに建つ大きな木造の屋敷の一室で本郷廉太郎は死んでいた。
警察の人間が駆けつけたのが午前11時50分、そして容疑者候補を集め終えたのが現在午後2時20分である。しかし、捜査は難航していた。犯人候補には、犯人たり得ない確固たる証拠があったからだ。
そんな緊張した空気が流れる中、空気を変える事件が起きた。それは、決して悪い事ではない。が、警察連中は苦い顔をしていた。
今、集った人数に+1された「あはは、どうも〜♪お、藤田さん、久しぶりじゃないですか〜」
この男は私立探偵『JACK』ノリは軽いが腕は確かな探偵だ。警察が頭を悩ませた難事件を難なく解き明かす(警察にとっては、又犯人にとっては)不都合な男だ

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