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‐ドラゴン‐第一話「 国 」

[406]  有朱  2006-07-11投稿
遥か北へ進むと、ドラゴンが住む『アラドシル』と言う大陸がある。広い大陸には四つの大きな国があった・・
色とりどりの草木に囲まれた国「クオール」。砂漠の乾燥地帯に囲まれた国「アルバス」。澄みきった水に囲まれた国「ビルカ」。廃墟のように枯れ血に囲まれた国の「ソルン」。
それぞれの国は、龍の力によって守られていた。だが今から遡る事、十年前・・・「ソルン」はまだ活気溢れる豊かな国であった。だが、それは表向きだけで、都市以外の小さな町などでは犯罪が飛び交っていた。その時の「ソルン」王は、権力に目をくらませ都市だけを守っていた。守護龍はそんな王に怒り、王を殺し国を飛び出して行った。その後「ソルン」は、津波、地震などの自然災害に幾度なく襲われ、民同志での争いもたえなくなり、今は枯れた国となった。
四つの国は約千年前から対立していて、戦もたえず今もなおこの争いは続いていた・・・




「本日の予定は「ビルカ」にて王達との会食です。」
金髪の髪を一つにくくり、深い青い目をし、眼鏡をかけた青年が手帳を開き今日の予定を読んだ。
「・・・ねぇ、ウィル。」
空色の髪に緑の瞳の女性が青年に喋りかけた。
「何ですか王。」
「いつになればこの争いは終るの・・??」
「・・我が国「クオール」が戦に勝つ事です。」
「血は新たな血を呼ぶ。災いは新たな災いを呼ぶ。戦は新たな戦を呼ぶ。私にはどうしても終るとは思えないの。」
「・・・王。」
「嫌な予感がする。」
「王??」
「十年前に「ソルン」の王が「ソルン」の守護龍に殺されてから、「ソルン」には王がいないわ・・。しばらく続いていた災害がここ何年かピタリと止んだ。もしかして・・」
「ありえません。どこの誰が・・」
「そうね。・・時間だわ。行きましょう。」

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