携帯小説!(PC版)

[290]  兎里 風羽  2009-04-08投稿
風が気持ちいい。金網に腰掛け、さっき買った缶ジュースで首筋を冷やす。
図書館は暖房が効いていて体が火照ってしまう。
久々に来てみたものの、テストが近いせいか空気が痛い。
それに対して、ここは空気がいい。それに景色も。
「早速リタイアですか?」
この声は優だ。
「違います。ちょっと休憩してるだけです。」
今日は彼女が昨日図書館に行かないかと誘ってきたので、承諾した。
中学時代はたまにここで会っていたのだが、高校に入ってからは僕の方が来なくなり、会わなくなってしまった。
だから、一応2年ぶりの再会だ。
「最近どうかね?」
「まぁまぁ。」
「アバウトだなぁ…。」
呆れられた。2年ぶりに呆れられた。
「そっちは?」
「ん?まぁまぁ…かな?」
「なんだそれ。」
「はは、そんなもんしょ。」
「そっすか。」
首を冷やすのに使っていた缶ジュースをやっと開けた。
「どうした?急に」
話の本題に入った。
「…ちょっと、ね。」
見るからに何かあったような表情だ。これはどういうことなのだろう?悩みを打ち明けたいのか?
「何か悩んでんなら相談にのるけど?」
「………」
打ち明けにくいのか、黙ったままだ。
「………」
「あのさ、その…」
「………」

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