風の吹くままに…1
むか〜しむかしの物語。
とある国の粗末な鍛冶屋に一人の少年がいたんだとさ
これはそんな少年の、障害を綴った物語。
ムト「お父さん!まだ剣のお稽古やるの?」
父「バカ野郎!男の子がそんな腰抜けでどうする?」
ムト「うるさいなぁ…」
僕の名前はムト。
町の鍛冶屋の一人息子なんだけど、僕は剣なんて嫌い!
だって人を傷付けるものじゃないか!
お母さんだって、隣の国との戦争で死んじゃったし…
父「お前、また母さんの事考えてたんだろ?」
ムト「だっだって…」
父「お前の気持ちは良くわかる。だがな、お前がいつまでもウジウジしてると一番悲しむのはお空にいる母ちゃんだぞ!」
ムト「わかったよ…」
父「じゃあ飯作ってくるな!」
そう言うと父は剣の稽古をしていた河原から鍛冶屋の中へと入っていった。
ムト「戦争なんかなくなれば良いのに…」
ムトは座り込み、河原の砂利を手でいじりながら呟いた。
すると、空からなにか、光る物が降ってきた。
川に落ちたそれは水晶玉くらいの大きさで、透き通るような透明でとても綺麗だった。
ムトは夏の生暖かい川のなかへ入り、おもむろに手にとってみた。
手にとった瞬間身体中が光だした!
ムト「うわぁ!!」
まるで透明な水晶玉を自分のからだが吸い込んでいるようだった。
光が消えてきた頃、自分の体からなにか声が聞こえてきた
?「聞こえるか、少年よ…」
ムトは唖然としていて、返事をできるような状態じゃ無かった。
?「まあびっくりするのも無理はないわい。そのまま聞け。
良いかいワシの名前は風神じゃ。」
ムト「ふう…じん?」
風神「そう風神じゃ。その風神がなぜこんなたまっころになって空から降ってきたかと言うとじゃな、」
ムト「うん…」
風神「いま神々の戦争が始まったのじゃ。しかし、神とて自分勝手に戦争を初めては、世界そのものが壊れてしまう。そこでじゃ、
神々は人間界。そうこの地球で戦争をすることにしたんじゃ。」
ムト「そっちの方が自分勝手じゃないか!」
風神「まあそう怒るでない。よいか、この戦争に勝った神は神の中の王、王神になれるのじゃ」
ムト「やっぱり自分勝手じゃないか!」
風神「だかその神を宿していた人間もひとつだけ願い事を叶えることができるんじゃ。」
ムト「え…?」
風神「なんじゃ、叶えたい事があるのか?」
ムト「僕は…僕はこの世界を平和にしたい!」
2話へ続く
とある国の粗末な鍛冶屋に一人の少年がいたんだとさ
これはそんな少年の、障害を綴った物語。
ムト「お父さん!まだ剣のお稽古やるの?」
父「バカ野郎!男の子がそんな腰抜けでどうする?」
ムト「うるさいなぁ…」
僕の名前はムト。
町の鍛冶屋の一人息子なんだけど、僕は剣なんて嫌い!
だって人を傷付けるものじゃないか!
お母さんだって、隣の国との戦争で死んじゃったし…
父「お前、また母さんの事考えてたんだろ?」
ムト「だっだって…」
父「お前の気持ちは良くわかる。だがな、お前がいつまでもウジウジしてると一番悲しむのはお空にいる母ちゃんだぞ!」
ムト「わかったよ…」
父「じゃあ飯作ってくるな!」
そう言うと父は剣の稽古をしていた河原から鍛冶屋の中へと入っていった。
ムト「戦争なんかなくなれば良いのに…」
ムトは座り込み、河原の砂利を手でいじりながら呟いた。
すると、空からなにか、光る物が降ってきた。
川に落ちたそれは水晶玉くらいの大きさで、透き通るような透明でとても綺麗だった。
ムトは夏の生暖かい川のなかへ入り、おもむろに手にとってみた。
手にとった瞬間身体中が光だした!
ムト「うわぁ!!」
まるで透明な水晶玉を自分のからだが吸い込んでいるようだった。
光が消えてきた頃、自分の体からなにか声が聞こえてきた
?「聞こえるか、少年よ…」
ムトは唖然としていて、返事をできるような状態じゃ無かった。
?「まあびっくりするのも無理はないわい。そのまま聞け。
良いかいワシの名前は風神じゃ。」
ムト「ふう…じん?」
風神「そう風神じゃ。その風神がなぜこんなたまっころになって空から降ってきたかと言うとじゃな、」
ムト「うん…」
風神「いま神々の戦争が始まったのじゃ。しかし、神とて自分勝手に戦争を初めては、世界そのものが壊れてしまう。そこでじゃ、
神々は人間界。そうこの地球で戦争をすることにしたんじゃ。」
ムト「そっちの方が自分勝手じゃないか!」
風神「まあそう怒るでない。よいか、この戦争に勝った神は神の中の王、王神になれるのじゃ」
ムト「やっぱり自分勝手じゃないか!」
風神「だかその神を宿していた人間もひとつだけ願い事を叶えることができるんじゃ。」
ムト「え…?」
風神「なんじゃ、叶えたい事があるのか?」
ムト「僕は…僕はこの世界を平和にしたい!」
2話へ続く
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