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ディフェンド? ”結果” 20

[306]  2006-07-11投稿
 「で、凛のはどーなった?」
 啓吾は頭を押さえながら言う。
 「あぁ。コイツの場合、年齢制限でミッションには参加できなかったみたいだ。それで、記憶を抜かれていないんだろう」
 「年齢制限・・・?」
 「そぉだ、ミッションに参加できるのは13からだ」
 と、龍華が腕を組んで言う。
 「そして、コイツは水を操れるんだとよ」 
 「あ・・・」
 と、怜は呟いた。怜の頭の中にはあのときの光景が浮かぶ。
 「んで、あれはどーなった?」
 と、源二が聞く。あれ、とは闇夢玉のことだ。
 「はい。持ち主(舞)は発見したんですけど、壊すまでには・・・」
 と、怜が言う。
 「あ!」
 啓吾が大きな声で言う。
 「何だよ!うっせーなっ!!」
 龍華は少し切れながら言った。
 「持ち主が願いを叶えようとしたら、何か別な願いを言っていたんだ・・・操られたみたいに・・・」
 「確かに・・・。『この世を晶様のものに』って言ってたよね・・・」
 凛は少し悲しそうな顔で言う。
 「んっ・・・晶・・・」
 藻は眉を顰めた。
 「闇夢玉はアシールとも言うんだ。それを狙ってる悪党は何人もいる・・・。でも、晶が狙っていたとは・・・」
 龍華は深刻そうな顔をする。
 「晶・・・。知ってるのか?」
 「あぁ。あいつは元々はリイバーだったんだ。かなりの優秀だったそうだ。だが、なぜこの世を・・・」
 「さぁ、そこはまだ分からないな・・・。でも、あいつの能力は・・・」
 
 「人を操る能力だ・・・」

 舞は晶によって操られたのだ。
 世界を自分のモノにするために・・・。

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