健気なオジサン?
オジサン…
同じ町内の人たちと一緒に緑色の交通安全のユニフォームを着て、今日も交差点に立っていた。
そこは、学校への通学路の一部になっている。
「やあみんな、おはよー! おはよー!」
元気良く、笑顔で僕たちに挨拶するオジサンたち。
「おはようございまあす!」
僕たちも挨拶する。
「おはよう!」
「おはようございます!」
「おはよう、クルマに気をつけてな」
「ハーイ!」
顔なじみになって、気軽に会話するコたちもいる。
オジサン以外の他の大人の人たちにだけどね。
誰も、オジサンには話しかけたりはしない。
悪く言えば…
完全無視ってやつ。
別に、オジサンの事が嫌いじゃないんだ。
オジサンって凄くイイ人で、気軽に僕たちと話しをするし…
悩み事があったら親身になって聞いてくれる。
僕たちみんな、オジサンの事が大好きなんだ。
なのに誰も…
オジサンだけには声をかけたりはしない。
「誰もオジサンだけには振り向かないから、寂しいでしょう?」
僕の質問にオジサン、寂し気に言うんだ。
「うんそうだネェ。キミ以外のコはみーんな、オジサンを無視するんだ」
「だったらオジサン、もうココに立つのは辞めたら?」
「どうしてだい?」
「どうせ、誰もオジサンには相手にしないんだからサ。やるだけ損だよ」
「君の言う通りかもしれないね? でもオジサン、辞めるワケにはゆかないんだよ」
「どうして?」
「コレはオジサンたちの大切な仕事だからネェ」
「そんなに大切?」
同じ町内の人たちと一緒に緑色の交通安全のユニフォームを着て、今日も交差点に立っていた。
そこは、学校への通学路の一部になっている。
「やあみんな、おはよー! おはよー!」
元気良く、笑顔で僕たちに挨拶するオジサンたち。
「おはようございまあす!」
僕たちも挨拶する。
「おはよう!」
「おはようございます!」
「おはよう、クルマに気をつけてな」
「ハーイ!」
顔なじみになって、気軽に会話するコたちもいる。
オジサン以外の他の大人の人たちにだけどね。
誰も、オジサンには話しかけたりはしない。
悪く言えば…
完全無視ってやつ。
別に、オジサンの事が嫌いじゃないんだ。
オジサンって凄くイイ人で、気軽に僕たちと話しをするし…
悩み事があったら親身になって聞いてくれる。
僕たちみんな、オジサンの事が大好きなんだ。
なのに誰も…
オジサンだけには声をかけたりはしない。
「誰もオジサンだけには振り向かないから、寂しいでしょう?」
僕の質問にオジサン、寂し気に言うんだ。
「うんそうだネェ。キミ以外のコはみーんな、オジサンを無視するんだ」
「だったらオジサン、もうココに立つのは辞めたら?」
「どうしてだい?」
「どうせ、誰もオジサンには相手にしないんだからサ。やるだけ損だよ」
「君の言う通りかもしれないね? でもオジサン、辞めるワケにはゆかないんだよ」
「どうして?」
「コレはオジサンたちの大切な仕事だからネェ」
「そんなに大切?」
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