秘密の両手?
『嫌!離して!』━━誰?この人。力が強くて動けない!『何すんの!いやぁ!』『うるせー!静かにしてろよ!』━━それから記憶が薄れていく中で、オトコに何発も殴られて…。記憶はなくなった。
目が覚めた時には病院にいて…警察の人が二人いて…すぐに自分は襲われたんだって気付いた。でも、相手が殴ってるうちに通りすがりの人が助けてくれて、最後の最後までは行ってない。だから、もちろん自分は処女のまま。それでも、それからはオトコが怖い。 でも翔太は怖くなかった。優しい言葉を掛けてくれて、優しく抱き締めてくれたのが翔太。…あの夜からずっと、眠れなかった私を眠らせてくれた。高校入試前で大変なはずだったのに、毎晩、来てくれて…。本当は愛をいっぱい、いっぱい持ってる人。
情けない…こんな時に気付くなんて。
『明日ぁ土曜日なんだけど!どっか行こ!アイ暇で死んじゃうかも。』『土日はダメなの…てか、暇でも人間は死なないし。』『え〜?なんで?男でしょ?ムカつく〜アイもダイくんと付き合っちゃおうかな。』『やっと決心着いたの。』━━急に真顔になって近付いて来る。『着いてない!どうすればいいかな?』『アイはどうしたいのよ。』『うん!正直嬉しいし、揺れてるし、気になり始めてるって言うか。』『なら、付き合えばいいんじゃない?…ほら、噂をすればダイくんだよ。先に帰ってるからね。』
━━『おかえり。』『ただいま。…ねぇ、翔太。毎週泊まりに来てたら、そろそろバレるって言うか、もう完璧バレてると思うんだけど…』『べつに、いいんじゃね?』『ん〜翔太がいいならいいんだけど…。』
━━不思議な空気を持ってる人。温かいけど冷たくて…。
『お風呂入ったの?』『うん。』『したら、寝ますか…はぁ…』『何?誘ってんの?』『えっ?誘ってなんてない!…な、なに?』『黙ってて。キスするだけ…』…変な気持ちになる。キスをしてる唇がだんだん首筋に下がって来て、両手首を握ってる手が、少しづつ上がって来る…。
ねぇ、あんまり近付いたらドキドキが伝わっちゃう…。ズルイよ。意地悪ばっかり…
目が覚めた時には病院にいて…警察の人が二人いて…すぐに自分は襲われたんだって気付いた。でも、相手が殴ってるうちに通りすがりの人が助けてくれて、最後の最後までは行ってない。だから、もちろん自分は処女のまま。それでも、それからはオトコが怖い。 でも翔太は怖くなかった。優しい言葉を掛けてくれて、優しく抱き締めてくれたのが翔太。…あの夜からずっと、眠れなかった私を眠らせてくれた。高校入試前で大変なはずだったのに、毎晩、来てくれて…。本当は愛をいっぱい、いっぱい持ってる人。
情けない…こんな時に気付くなんて。
『明日ぁ土曜日なんだけど!どっか行こ!アイ暇で死んじゃうかも。』『土日はダメなの…てか、暇でも人間は死なないし。』『え〜?なんで?男でしょ?ムカつく〜アイもダイくんと付き合っちゃおうかな。』『やっと決心着いたの。』━━急に真顔になって近付いて来る。『着いてない!どうすればいいかな?』『アイはどうしたいのよ。』『うん!正直嬉しいし、揺れてるし、気になり始めてるって言うか。』『なら、付き合えばいいんじゃない?…ほら、噂をすればダイくんだよ。先に帰ってるからね。』
━━『おかえり。』『ただいま。…ねぇ、翔太。毎週泊まりに来てたら、そろそろバレるって言うか、もう完璧バレてると思うんだけど…』『べつに、いいんじゃね?』『ん〜翔太がいいならいいんだけど…。』
━━不思議な空気を持ってる人。温かいけど冷たくて…。
『お風呂入ったの?』『うん。』『したら、寝ますか…はぁ…』『何?誘ってんの?』『えっ?誘ってなんてない!…な、なに?』『黙ってて。キスするだけ…』…変な気持ちになる。キスをしてる唇がだんだん首筋に下がって来て、両手首を握ってる手が、少しづつ上がって来る…。
ねぇ、あんまり近付いたらドキドキが伝わっちゃう…。ズルイよ。意地悪ばっかり…
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