あしたなんていらないから?
『え?』
ききとれなかったので、もう一回言って、と言うと、
『ブンはまだねぼけてるのかな?』
と彼女がクスクス笑ったのを聞いて、
やっとわかった。
『あ。』
彼女が僕を『ブン』と呼んだ。
まぁ。それだけのことだ。
なのに僕は、キャンディーを100個もらった小さな子みたいな笑顔で
『ねぼけてないよ。』
と答えた。
こんなことで喜ぶ僕は、やっぱり狂っているのかもしれない。
ってゆーか狂わされてるのかもな。
彼女に。
気が付くとまた微妙な沈黙がやってきていた。
せっかく仲良くなってきたんだから
何かもっと話さないと…!
昨日と同様、足をぷらぷらさせている彼女に一歩歩み寄ろうとしたその時だった。
『相田ーーーーーーッ!!!!』
ものすごい怒鳴り声が僕の頭を揺らした。
いや地面も揺れていた気がする。
『やっべ…!!!』
『ブンは人気者だね。』
『呼ばれる理由分かっててそうゆう事言うなよ。』
へなへなと脱力する僕は、渋々屋上を後にして
ドアをギィ…と開けた。
『また明日ね。ブン。』
『…っ…うん!』
またね。
まるで魔法の呪文みたいだ。
それでも、この後こっぴどく叱られることを考えると、鬱になりそうになる。
『はぁっ…。』
僕はトボトボと階段を降りていく。
すると、後ろに人影ができた。
彼女が少し息を切らして、僕の後ろにたっていた。
『な、なに?どしたの?』
彼女は、泣きそうな顔をしていた。
でもすぐに笑って
『ユキだよ。』
と呟いた。
先生。僕は明日も遅刻です。
ききとれなかったので、もう一回言って、と言うと、
『ブンはまだねぼけてるのかな?』
と彼女がクスクス笑ったのを聞いて、
やっとわかった。
『あ。』
彼女が僕を『ブン』と呼んだ。
まぁ。それだけのことだ。
なのに僕は、キャンディーを100個もらった小さな子みたいな笑顔で
『ねぼけてないよ。』
と答えた。
こんなことで喜ぶ僕は、やっぱり狂っているのかもしれない。
ってゆーか狂わされてるのかもな。
彼女に。
気が付くとまた微妙な沈黙がやってきていた。
せっかく仲良くなってきたんだから
何かもっと話さないと…!
昨日と同様、足をぷらぷらさせている彼女に一歩歩み寄ろうとしたその時だった。
『相田ーーーーーーッ!!!!』
ものすごい怒鳴り声が僕の頭を揺らした。
いや地面も揺れていた気がする。
『やっべ…!!!』
『ブンは人気者だね。』
『呼ばれる理由分かっててそうゆう事言うなよ。』
へなへなと脱力する僕は、渋々屋上を後にして
ドアをギィ…と開けた。
『また明日ね。ブン。』
『…っ…うん!』
またね。
まるで魔法の呪文みたいだ。
それでも、この後こっぴどく叱られることを考えると、鬱になりそうになる。
『はぁっ…。』
僕はトボトボと階段を降りていく。
すると、後ろに人影ができた。
彼女が少し息を切らして、僕の後ろにたっていた。
『な、なに?どしたの?』
彼女は、泣きそうな顔をしていた。
でもすぐに笑って
『ユキだよ。』
と呟いた。
先生。僕は明日も遅刻です。
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